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2010年11月05日

お葬式は2週間後に

アッという間に、もう11月。
あとひと月で今年もお終いなんて、いくらなんでも早すぎるううう!

ところで先週、親戚のおばあちゃんのお葬式に、リバプールの近くまで行ってきました。夫の母のいとこ、という関係なんですが、親しくさせてもらっていて、わたしの大好きなおばあちゃんでした。

100歳で、就寝中に亡くなるという、大往生なので、お迎えの時期が来たということなのでしょう。もう会えないのが悲しいけれど……。

イギリスで、これまでに何度か、親戚や知人のお葬式に参列して、いつも不思議に思っていたのは、亡くなってかなりの日数が経ってから、お葬式が行われるということです。

今回の場合は、亡くなってから14日目がお葬式だったのですが、真夏でも平気で、3週間後に、なんてこともあります。

なぜこんなに時間を置くのかというと、まあ、わたしの単純な頭で考えるに、生きている人の都合を優先するから、ではないでしょうか。

それにくらべると、日本の場合は、亡くなった人優先。身内や親戚のお葬式は、緊急事態で、何は置いてもあたふたと駆けつける、みたいなところがあります。

でもイギリスでは、参列者が、お葬式を予定として組み込める時間的余裕が与えられる。だから、関係者の都合を考えて、という感じがします。

そこで、問題がひとつ。
その長い間、どうやって遺体を保存するのか。

遺体は葬儀屋で預かってくれると聞いていたので、単純なわたしは、葬儀屋に遺体専用のでーっかい冷凍庫があって、冷凍保存するのかなあと思っていました。

ところが、ネットで調べてみたら、そうじゃない。
「エンバーミング」という、死体防腐処理がほどこされるんだねえ。

死体のへそを切開して、そこから血液などの体液やガスを抜き取り、そのあと、ホルムアルデヒドなどを成分とする防腐剤を注入する。

防腐剤というのは、いわゆる殺菌剤なので、微生物の活性を止めることによって、人体の組織の腐敗を防ぐ、というわけです。

また、ドライアイスを使って冷凍保存という方法もあるそうで、これらの方法を使えば、かなりの期間、保存は可能のようです。


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2010年10月27日

珍しい牛

寛平さんのアースマラソン、とうとうゴールまで4000kmを切りましたね。すごいなあ。一昨日の25日の時点で、あと3941kmとなってました。

ああ、日本に近づいたなあと実感したのは、時差が縮まってきたことです。現在地は、中国の西安の北東500kmぐらいのところです(この記事は25日に書いています)。

ヨーロッパでは時差が7〜8時間あったのに、今はわずか1時間。中国のこのあたりは、寒いんだあ。雪が降ってます。そういえば、トルコでも雪が降ってましたね。トルコは暑い国というイメージだけど、やはり内陸部は寒いみたいです。

寛平さんが中国に入ってから、フジタの社員が拘束されたり、反日デモや暴動があったりと、日本との関係がギクシャクしているので、不安にはなりますが、どうか無事で通過してほしいです。

で、25日の寛平さんのブログに、マラソン中に見かけた牛の写真が載っていました。ホルスタインのような白黒の牛なんですが、目の周りが真っ黒なので、名づけて「パンダ牛」。

これで思い出したのが、イギリスの珍しい牛です。じつはイギリスにも、珍獣がいるんです。レアもの2種類、ご紹介しましょう。

ベルティッド・ギャロウェイ・カウ右は、コッツウォルド地方で見た、ベルティッド・ギャロウェイ・カウ ( Belted Galloway Cow ) という牛です。「ベルテッド」とは、「ベルトをしている」という意味で、な〜るほど、腰のところにぶっといベルトを巻いてますね。いよっ、世界チャンピオン!

スコティッシュ・ハイランド・カウこちらは、スコティッシュ・ハイランド・カウ ( Scottish Highland Cow ) で、スコットランドに行ったときにお目にかかりました。毛がやたら長くて、前髪(?)で目が隠れてしまう。角が大きいので、獰猛な感じがしますが、案外と可愛いです。

臆病なわりには好奇心が強くて、わたしがカメラを向けると、こっちを見てポーズをしてくれるけど、わたしがちょっとでも動くと、それに反応してヒュッと退くのです。でも、逃げはしない。

それにしても君たち、その頭、うっとおしくない? 
ねえ、ゴムでとめて、大五郎にしてあげようか?


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2010年10月22日

不思議なキモノ

前回、撮影でロンドン滞在中のジョニー・デップが、日本食チェーン店「WAGAMAMA(ワガママ)」から麺類の出前を頼んでいるというお話をしたら、読者さんからこんなメッセージが届きました。

               ◇    ◇    ◇

「ワガママ」、同感です。おいしくないし、まがい物だし。やはり、イギリス人の友人が和食と信じきっているのが悲しいです。

今は無くなりましたが、20年くらい前は「ミツキク」という日本の着物などが売っているチェーン店がありましたよね。イギリス人がイメージする着物が売っているお店です。

「着物は高いから、買えないんだ」と言ったとき、イギリス人に「買ってあげるよ」と言われて、ミツキクに連れて行かれた事を思い出します。

チャイナ服と着物が混ざったような、あり得ない代物で、KIMONOと書かれて5〜10ポンドくらいで売っていたような気がします。悲しみと怒りが、混ざったような気持ちでした。

はじめてワガママがオープンしたとき、ミツキクの思い出がよみがえりました。

               ◇    ◇    ◇

そうなんです。イギリス人には、日本、韓国、中国の区別が、どうもつかないようで、「どないやねん!」て思うことは、多々あります。

たとえば、テレビ番組で日本の料理を紹介するとき、BGMは「京劇かい!」とツッコミたくなるような音楽だったりネ。

イギリスのオペレッタに、「ミカド (The Mikado)」という、日本を舞台にした作品があるのですが、これをカンタベリーで観たときは、面白かったです。

髪型は、楊貴妃のようでもあり、篤姫のようでもあり。そして衣装は、先ほどの「ミツキク」のKIMONOを豪華絢爛にした感じ。

帯なんか、「どう結べばいいのかわからん」的ヤケクソ結び、さらに、「ええい、長すぎて余ったけど適当に垂らしとけ」的だらりの帯で、なかなかポップな着物姿でありました。

でもやっぱり、人のこと言えない。日本人だって、たとえばイギリスとフランスとの違いって、そんなにわかってないんじゃない?

建物や家具を見て、イギリスかフランスかを大体識別できるようになったのは、わたしがイギリスで暮らすようになって、何年も経ってからのことです。

それまでは、わたしのオムツ、ちゃう、オツムの中では、イギリスのジョージアンも、フランスのアンピールも、「ヨーロッパ風」というカテゴリの中で、いっしょくたになってましたから。


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2010年10月16日

あれって日本食?

先週、ジョニー・デップのニュースが載ってましたよね。
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン:オン・ストレンジャー・タイズ/Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides』(原題)の撮影で、ロンドンに滞在中だそうで。

で、撮影現場で出される食事がひどすぎるので、日本食チェーン店「WAGAMAMA(ワガママ)」から麺類の出前を頼んでいるそうな。

これを聞いて、おいおい、ちょっと待ていっ!
あそこの料理って、日本食なの? ジョニー・デップは、まさか、まさか、あれを本当の和食だと思って食べているんじゃ、ないでしょうね?

確かに、一般的にイギリスの食べ物は不味いです。だから、オリエンタル系の麺類なら、それよりはマシ、ってことなのかなあ。

でも、ロンドンには、日本人経営の純粋な和食レストランだってあるし、和食でなくても、イタリア人がやっている美味しいイタリアンのお店とかもあるから、わたしなら、そっちをチョイスするけどなあ。

「ワガママ」は、1992年に、香港出身のオーナー、アラン・ヤウ氏がロンドンに1号店をオープンし、今ではヨーロッパ、中東、アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカなど、世界各国にチェーン店を展開しています。

何年も前のことですが、わたしはロンドンに行ったとき、初めてその店に入ったのです。もう、和食が恋しくて、恋しくて。

和食といっても、料理は、カレー、ラーメン、うどん、チャーハンなど。メニューを見ても、日本のとは微妙に違って、わけわからん。とりあえず、「テリヤキ・ラーメン」みたいな、摩訶不思議なものを注文しました。

出てきたのは、ラーメンの上に、味のあまりついていない鶏胸肉のステーキをボンッと乗っけたもの。で、ラーメンのお汁も、醤油でもなし、塩でも味噌でもなし、わけわからん。強いていえば豚骨に近いもの???

食べてて、泣きたくなりました、情けなくて……。これなら、日本のインスタントのカップ麺のほうが、ずーっとおいしい。

いやあ、これを日本食と呼ぶのは、いかがなものか。いや、むしろ、呼んでいただきたくない。ていうか、呼んだらアカンのちゃう?

さらにブルーになったのは、テーブルが長くて大きくて、椅子は背もたれのない長いベンチで……。この店内、いつか映画で見た刑務所の食堂に、そっくりやん!

なのに、なのに、それから数年後、カンタベリーに支店が出来て、性懲りもなく、またトライしました。だって、やっぱり和風なものが食べたかったし、メニューもあのときとは変わってるかなあと、儚い望みを託して。

でもやっぱり、泣きたくなるお味で、丼にたくさん残したので、「You’re so fussy! (君は味にうるさすぎる!)」と、父ちゃん文句たらたら。

はっきり言って、「ワガママ」の日本食は、日本の和食とは別ものです。イギリス人の舌に合うように、アレンジされているんだね。

そりゃそうかもね。だって、イギリスの中華料理やインド料理も、イギリス人用に変えてあるっていうし。

そういえば、人ごとじゃない。日本のラーメンだって、中国のラーメンからは独自の進化を遂げたものでしょ?


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2010年10月08日

出世と幸福

先週、日本のサイトを見ていたら、こんなニュースが載っていました。
【若手サラリーマンの出世予想、4割は「係長より上は無理」】

『R25』が独身サラリーマン500人に、自分がどこまで出世できると思うか調査したところ「ヒラのまま」と答えた人が23.6%で、ほぼ4人に1人。

「係長クラス」が14.8%で、「係長以下」どまりと予想する人が38.4%にものぼった。

この結果を見て思ったんですけど、でも、ヒラのままじゃいけない? 係長止まりじゃだめなの? 出世が幸福に直結するわけじゃないから、人それぞれの人生、それで良いのでは?

たまたま、そのとき、アラン・コーエンの「今日から人生が変わるスピリチュアル・レッスン」という本を読んでいて、タイムリーにもこんな話が載っていました。

そのパラドックスな堂々巡りに、わたしゃ一人で大笑いしてしもた。でも、まさしく「幸福とは何か?」を象徴するエピソードです。長いので、手短に端折ってご紹介しますね。


                ◇    ◇    ◇


ハーバード大学で経営学の学位を取った、アメリカ人のビジネスマンが、メキシコの海辺の村にやってきて、一人の漁師に出会います。

漁師の小舟には、大きなマグロが数匹。これを見たビジネスマンが、話かけました。
「もっと沖に行って、もっと魚を獲ったらどうかね」

「今さし当たって、家族を支えるにはこれで十分なんだ」
「だが残った時間で何をするんだね」

「遅くまで寝て、ちょっと魚を獲って、子供らと遊んで、妻とシエスタをして、村に歩いていって、毎晩ワインを飲んでは男友達とギターを弾くんだよ。私は充実した忙しい日々を送っているんだよ、セニョール」

それを聞いたビジネスマンは、漁師にアドバイスします。
もっと漁に時間をかけて収入を増やし、そのお金で大きな船を買うといい。そこから出た利潤で、船を増やしていき、船団を持つ。

そして、缶詰工場を開き、加工、製品、流通をコントロールする。
すると、この村を出てメキシコシティに移る必要が出てくる。

それから、将来的にはニューヨークへ行って、自分の会社を経営し、株の公開をして、株を売り、何百万ドルも儲けるのだ。
「何百万ドルもかい、セニョール。で、それからどうなるんだい?」

「そうすればお前は、引退できる。そうしたら、海岸の小さな村に移り住んで、朝寝をし、ちょっとだけ漁をして、子供らと遊び、妻とシエスタをし、夕方には村に行ってワインを飲み、男友達とギターを弾くんだよ」


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