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2011年01月27日

無神経はお互いさま?

先週、こんなニュースを見かけました。
英国BBC放送のお笑いクイズ番組「QI」で、日本の被爆者のことをネタにして笑ったことについて、日本大使館が抗議した、と。

番組内で、広島で被爆して長崎に戻ってまた被爆した男性を、「世界一運が悪い男」として紹介しました。

でも、その方は93歳で亡くなったので、「93まで生きたのなら、そんなに不運じゃない」とパネラーがコメントして、会場からドッと笑いが起こった、というものです。

日本大使館の抗議に対して、製作会社からは「配慮が欠けていた」との返答があり、それから今週になって、BBCから謝罪があったようです。

この「QI」という番組、俳優のスティーブン・フライが司会をして、4人のパネラーがお笑いを混じえて答えるもので、うちの父ちゃんも毎週見ている人気番組です。

イギリス人のユーモアって、日本人と違って、ドライで、皮肉やブラックも多く、「えっ? そこで笑うか?」と、わたしは驚くことが結構あるのです。

それにしても、被爆者を笑いのタネにするとは、なんと無神経な。
その点、わたしたち日本人は…… ん? いや、待てよ。
そうだ、思い出した! いやいやいや、人のことなんか言えないぞ。

日本人だって、こういうデリケートな問題で、物議をかもし出したことがあるのです。

もう、ずいぶん前のことなんですが、パリ・コレクションで、日本のファッションブランドの「コム・デ・ギャルソン」が発表した作品が、アウシュビッツのユダヤ人収容服にそっくりだった!

それでマスコミに叩かれて、その日本人デザイナーは「知らなかった。申し訳ない」とコメントし、その服は販売中止になりました。

そのデザイナーにしろ、あのQIのパネラーにしろ、ホロコーストや原爆について、もう少し理解があれば、違っていたのかもしれません。

ちなみに、今日、1月27日は、アウシュビッツ強制収容所開放記念日です。あれから、66年が経ちました。


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2010年06月11日

ゲール語

カーディフ何年か前に、イギリスのウェールズ地方を、車で旅行したんですが、イングランドからウェールズに入ったとたん、道路標識が2ヶ国語になりました。

右の写真は、ウェールズの首都カーディフの道路標識ですが、上が英語で、下がウェールズ語です。英語のCARDIFF(カーディフ)は、ウェールズ語ではCAERDYDD(こんなの、発音できな〜い!)。 あ、でもこれ、方言じゃないんですよ。まったく別の言語です。

徐行そして、路上にもありました。下り坂の先にカーブのある道路に、SLOW と ARAF の2文字。英語の「SLOW(徐行)」を意味するウェールズ語が 「ARAF」です。

この単語は、あちこちの路上でよく見かけたし、短いので覚えるのも簡単。なので、わたしの知っている、たった一つのウェールズ語となりました。

それにしても、どうしておなじ国で2つの言語? じつはその原因が、ローマ帝国らしいです。ローマ人がイギリスにやって来て、先住民族のケルト人を攻めたもんだから、ケルト人は西と北に逃げ延びた。

西に逃げた場所がウェールズ、北がスコットランド。だからこの二つの地方では、今でもゲーリック(ゲール語)という、ケルト人の言語が生きているのです。ウェールズでは、観光案内のパンフレットも2ヶ国語で書かれていました。

スコットランドに行くと、強い訛りの英語を耳にしますが、北部では今でもゲーリックが話されているそうです。

いやあ、それにしても、グラスゴーで道路工事のおっちゃんに道を聞いたときは、まいったなあ。そのスコットランド訛り、何を言っているのか、さ〜っぱりわかりまへん、の世界でした。


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2010年06月03日

前世

わたしの知りあいに、サイキック(霊能者)のイギリス人がいましてネ。「じゃあ、わたしの前世、見える?」と、冗談半分で言ったら、見てくれたんですが。

彼はそれを商売にしてるわけじゃないし、サイキックといってもピンキリで、失礼ながら、どの程度の能力があるのかもわからないし。

で、まあ、おとぎ噺だと思って聞くしかないんですが、ちょっと面白かったので、お伝えしましょう。

霊視が始まると、「オレンジが見える……沢山のオレンジが見える」って言うんです。何じゃ、それは、と思いつつも黙って聞いてました。

時代はよくわからないけれど、黒い中国服を着て、三角の傘のような帽子を被った男性で、彫刻した黒っぽい家具がそろった、立派な家に住んでいる。

この黒っぽい家具とは、おそらく中国の紫檀家具のことでしょうね。
おー、じゃ、前世のわたしは中国人の男性で、裕福だったんだァ。
(それにひきかえ、現世は貧乏たれ……トホホ)

すると、また「ああ、オレンジがいっぱい」と言うのです。
「オレンジを荷車に積んで、市場に卸しに行くのが見える……」

わたしは青果商として、特にオレンジの売買で成功したのだそうな。ふ〜ん、オレンジねえ……。あれっ、ちょっと待って。

「オレンジ」は英語なのでピンと来なかったけど、日本語では「みかん」だと気づいて、ハッとしたのです。

じつはわたくし、家族の間では「みかん狂い」と呼ばれ、みかんが異常に、とんでもなく好きなんです。

子供の頃、みかんを食べ過ぎて、手が黄色くなって、母が黄疸じゃないかと心配して、お医者に駆け込んだこともありました。

今でも、わたしの好きな果物ランキングは、ダントツ1位が、温州みかん。2位がグレープフルーツ、3位が、八朔、伊予柑、夏みかん、バレンシアオレンジなど、オール柑橘類。

これはもしかしたら、前世のわたしの暮らしを支えてくれたみかんに、感謝の意味をこめて、今でもみかんが大好きなのかも。
そんな気持ちになるので、この前世の話、気に入ってます。

いやあ、作り話かもわからんぞ。って、そりゃ思いますよ。
でも、もしそうだとすれば、わたしがみかん狂いだってことを知らないで作ったんだから、ハイ、よくできました。
座布団3枚、やっとくれ!


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2010年03月04日

略奪

地震や大事故などの、災害のニュースを聞くたびに、思うことがあるのです。あれはずいぶん前、そう、1995年の夏でした。

まさか、そんなこと!と、信じられない思いで英紙「デイリー・テレグラフ」の記事を読んだのが、最初でした。

インドで列車衝突事故があり、死者約500人を出した大惨事の報道に、こんなくだりがあったのです。

「事故から3時間たっても政府からの救助活動はなかった。やがて軍隊が到着したものの、彼らはトランプで遊んだり、死体から物を盗むのに夢中で、何の助けにもならなかった」

そして、2004年のスマトラ島沖地震。あのとき、毎日毎日、犠牲者の身元確認が遅れている、という報道が繰り返されました。

被災地では、駆けつけた救助隊員や、制服を着た警官が、死者のポケットをまさぐり、財布を抜き出す。身に着けている貴金属を盗る。パスポートを盗む。

これじゃ身元確認は、遅れてあたりまえ。そして、親を失った子供が人身売買されていたという、地獄のような被災地の混沌。

きのう、テレビで見たチリ地震のニュースでは、商店から品物を盗んで行く被災者たちの姿が、映っていました。つい1ヶ月前にも、ハイチの地震で、やはり略奪の映像を目にしたばかりなのに。

災害時に、こういったルーティング(略奪)が平然と行われることには、驚くばかりです。だって、日本の被災地で、わたしはルーティングの報道を見たことがないから。

阪神・淡路大震災のとき、イギリスの新聞は、驚きと賞賛をこめて、「神戸ではルーティングがほとんどなかった」と報じていました。

もちろん、日本人だって、盗人もいれば殺人鬼もいる。だから、皆無ではないかもしれない。

それでも、大惨事でのルーティングのニュースを見るたびに、わたしは、日の丸ニッポン愛国モードに、パチンとスイッチが入っちゃうのであります。


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2010年01月27日

ズボラ

ほおお〜、なるほど、なるほど、そうであったのかぁ〜〜
と、ここ最近なぜか、ビッツラこく言葉に、よくぶち当たるのであります。

たとえば、「禅的生活」(玄侑宗久著)という本に出てきた「ズボラ」という言葉 ―― まあ、これはまさしく自分のことを言われているようで、なんだか、うれし恥ずかしい(なんでやねん!)けれど、

これ、じつは「坊主」を逆さまにした「主坊」の複数形「主坊ら」なんですって。つまり、「坊主にあるまじき人々」という意味なのであります。

まあ、近ごろのわたしの料理なんてのは、この上ない「主坊ら」ぶりを発揮しておりまして、手を抜けるだけ抜きまくってる。

でも、だからといって、不味いものは食べたくない。ゆえに、レシピは「簡単でおいしい」というキーワードをくっつけたもののみ、集まってきます。

これは、ローフード・ダイエットをやって、食の好みが変わったせいかもしれない。できるだけ加工せず、酵素やビタミンをまるごと摂れるように、と。

そして、もうひとつ、ビッツラこいた言葉。
これはヤフーのサイトに載っていたのですが、「天才バカボン」の語源が、英語の vagabond (放浪者) から来ていること。

赤塚によれば「元々『天才バカボンド』というタイトルの予定であった」とのことで、「だからパパは無職でなくてはならない」とも言っている。             (ウィキペディア「天才バカボン」より)

ふ〜ん、わたしゃてっきり、「馬鹿」と「ボン(関西弁で男の子のこと)」が合体したものだとばかり、思ってたわあ。


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2009年09月24日

電磁波

じつは、見ちゃったのであります。
ちょっと背筋の寒くなる映像を。

レイキの先生からのニューズレターで、「ちょっとこれ見てごらん」と送られてきた動画です。
↓ ↓ ↓   
http://www.dailymotion.com/relevance/search/portable/video/x5odhh_pop-corn-telephone-portable-microon_%20%20news

携帯電話の危険性というか、人の脳などに与える影響はどうなのか、ということは、ずいぶん前からイギリスのマスコミでも取り沙汰されていました。

この動画では、4つの携帯電話を置いて、その真ん中にトウモロコシの粒をいくつか置いて、携帯を鳴らすと、それがどうなるか、という実験をしています。

携帯が鳴り出すと、パーン! パーン!
一瞬でポップコーンができちゃった! ひええ〜!
驚きの結果です。

こ、これって、つまり、携帯の電磁波って、電子レンジのようなもの?携帯を使うってことは、頭を電子レンジに突っ込むようなもの?

「こんなの見たら、もう、携帯使えないじゃないですか」
と言うと、先生のアランは、
「あの動画は、もしかしたらフェイクかも知れないよ。でも、警告にはなるよね」
と、怪しげなコメント。

まあ、わたしは携帯はあんまり使わないし、テキストメールが打てるようになったのが、やっと去年のこと、というぐらい世間からズレているので、携帯が無くても機嫌よく暮らせるんだけど。

でも、でも、携帯が怖いといえば、パソコンはどうなの? わたし、毎日パソコンの前で、モロ、電磁波浴びっぱなしなんですけど……。


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2009年09月18日

機雷

イギリスでは非常に珍しいことなんですけど、先日、朝の9時半ごろ、グラッと来たのです。

そう、地震です。ガタガタッと横揺れに揺れて、その一回きりで収まったけど。震度3ぐらいかな?

そのとき、わたしは2階でパソコンを打ってました。父ちゃんは階下にいました。おー、イギリスで地震とは珍しいなあ。この17年で、わたしが体感した地震は、これがはじめて?

父ちゃんは、大慌てで2階に上がってきて、叫びました。
「だ、だ、大丈夫かっ?! 怪我はっ?」

「大丈夫だよ。今の、地震だよね。珍しいよねえ」
というと、彼の顔面に、もわ〜んとハテナマークが広がりました。

「はあ? あれ、地震なの? ホントに?」
「やだ、地震に決まってるじゃない。震度は3だね」

「ええーっ、そうなの? ボクはてっきり、キミが転んで、怪我でもしたんじゃないかと」
「……」(唖然) 【注】 ジョークじゃなくて、彼はマジです。

アンタっ、転んで、家が揺れるって、体重どんだけ〜!!
わしゃ、曙親方かいっ! 

イギリスはほとんど地震のない国だから、彼は知らないんですよ、地震がどんなものか。体感してないから、地震だと言われても、ピンと来ない。

ところが!
じつは、あれは、地震じゃなかったんです。お昼のローカルニュースで、真相がわかりました。

恐ろしいことに、わたしたちの住むイギリス南東岸沖合いには、まだ第二次大戦時の機雷が、沈んでいます。

ドイツ軍の戦闘機から落とされた機雷が、漁師の網にかかったので、イギリス海軍の機雷処理班が、それを安全海域に移して、爆破させたのです。

その衝撃で、震度3の地震。いや、地震じゃないけど、そっくりの揺れでした。たったの一発で、あの衝撃。しかも、爆破地点は、はるか沖合いの海上です。

もし、あんな爆弾が、町に落とされたら……。
戦争の恐ろしさを、ほんのちょっぴりだけど、垣間見た気がします。


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2009年06月30日

コーヒーゼリー

はあ〜、ここんとこ、わたしゃ、お疲れ気味です。断れない依頼が続いて、駆り出されるのですが、先週末の土、日曜は、レイキの先生のお手伝いに行ってきました。

先生のコースではランチを出すので、2日間、10人分の食事を作らなくちゃなりません。コースにも参加するように言われたけど、体がシンドイので、それは勘弁してもらいました。

それにしても、ホント、いつも思うんだけど、こっちの人って、男女とも、あきれるほど甘いものが大好き。

だから、やっぱり、食後のデザートがないとォ……。食事は、デザートがあってやっと完成する、みたいな感じがあるので、面倒だけど、作りましたよォ、デザートも。

でっきるだけ簡単で、手間がかからなくて、予算内の安い材料で、ということで、土曜はオレンジのシャーベット、そして日曜はコーヒーゼリー。

で、前の晩に作っておいた、ぷるるんゼリーを持って行くと、先生のアランが「それは何?」と言うので、「コーヒーゼリーだよ」と答えると、「コーヒーゼリーって、何だ?」と言うじゃありませんか。

ええーっ、コーヒーゼリー知らないのォ? マジっすかァ? と思いつつ、「コーヒーで作ったゼリーです」と」言うと、
「ええーっ! ホントに?! 僕、コーヒーで作ったゼリーなんて、まだ一度も食べたことない! ひえええ〜!」

ひえええ〜!って、そりゃ、こっちが言いたいよう。62歳のアラン、生まれて一度もコーヒーゼリーを食べたことがないなんて!

そして、そのあと、恐ろしい事実が発覚したのです。アランと、ロンドンから来た4人を含む10人のイギリス人受講生全員、プラス、うちのワンコオヤジが、その日、生まれてはじめてコーヒーゼリーなるものを、口にした! どっひゃ〜〜!!!

タエコはすっごい料理人だ! 独創的だ! コーヒーでゼリーを作る発想がスゴイ! これは日本料理なのか?!

とか言って目を丸くするけど、なんでこれが日本料理やねん。でも、そんなに驚異的なことかい、コーヒーゼリーって?
まるで、黒船が日本の浦賀沖に来たときのような大騒ぎ!!

あのねえ、あんたたち。こんなの、日本じゃコンビニで売ってる、っちゅうねん。そう言っても、信じてもらえなかったけど。

イギリスに来て17年、この日はじめて、わたしはイギリスにコーヒーゼリーがないことに、気がついたのであります。

彼らにとっては大発見のコーヒーゼリーだけど、わたしにとっては、彼らがそれを知らないことが、大発見。

うーむむむ、考えてみれば、涼しい国イギリスには、夏でもアイスティやアイスコーヒーがないから、コーヒーを冷たくするという発想がないんだね、きっと。

(温暖化の影響で、近年になってやっとチラホラ、夏のアイスコーヒーにお目にかかるようになったけど、どこでも飲めるというものではありません)


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2009年06月25日

天使

先日、日本のテレビ番組を録画したビデオを見ていたら、画面に、Angel’s arrow (天使の矢)という名の結婚相談所の看板が、出てきたのです。

それを見た父ちゃんが、叫びました。
「ありえな〜い!!!」

うんもー、うるさいなあ。はい、はい、わかってまんがな。
ま、いいから、いいから。

と、無視していたら、どんどん入ってきて、
「エンジェルは、矢なんか持たないよ。矢を持っているのは、キューピッドだよ」

うん、そうなんだけどォ、日本じゃ、エンジェルもチラブ(cherub)もいっしょくたにして、天使なの。もともと、天使のコンセプトがないから、違いがわかんないのよ。と説明したけど、納得いかない様子。

西洋では、天使のイメージが、日本とはかなり違います。エンジェルは、翼のはえている大人で、チラブは翼のはえている子供のこと。

西洋人にとって天使とは、宗教画にある、大天使ミカエルなどの立派で雄雄しい姿か、または、白い長いドレスに白い翼の大人の女性がイメージとしてあるようです。(男性の場合もありますが)

で、キューピッドは、ローマ神話の愛の神。ギリシャ神話のエロスに匹敵する愛の神だというのに、なぜキューピッドは羽のある子供、つまり、チラブの姿で描かれるんでしょう?

元々は、美しい若者の姿だったのですが、気まぐれに矢を放って恋する男女を混乱させ、悲喜劇を巻き起こすところから、いたずらっ子のようなイメージが定着していったようです。

というわけで、Angel’s arrow (天使の矢)というコンセプトは、西洋人にとっては、ありえないのだそうでございます。

だから、厳密には「キューピットの矢」でないとイカンということですが、いまさら、そんなこと言われても、ねえ……。


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2009年05月02日

盆栽 (2)

きのう、盆栽の話をしたら、読者さんからこんなメッセージが届きました。

                ◇    ◇    ◇

イギリスのボーンマスの語学学校に、ケンブリッジ英検を受けるために通っていた時の話です。

レバノン系の、若いすごくきれいな先生の誕生日に、クラスのみんなで、何かあげようという話になりました。

スイス人の若い女の子が、「盆栽がいいんじゃない?」と言ったので、私たち日本人は、冗談だろう? と思っていましたが、結局、一番我の強い彼女の意見で、盆栽を贈ることになりました。

そして彼女は、中国人のおじさんのような仙人の陶器の人形が、チョコっと乗った、不思議な苔も生えた、ボンサイをえらびました。

とってもセンスのいい若い先生だったので、私たち日本人は、
「絶対、彼女、喜ばないよね・・・」と、懸念していました。

当日、サプライズパーティで、ついに、プレゼントオープン。
そして、彼女は一言。

「おー、ビューティル・ボンサイ・・・・」
喜びのあまり、そのまま泣き崩れてしまったのです。私たち日本人は、狐につままれたような顔をして、立ち尽くしていたのでした。

中国人の仙人のおじさん、まだイギリスで頑張っているのですね。

                ◇    ◇    ◇

スイス人の若い女の子が、盆栽をチョイスするってのもオドロキだけれど、それをもらって、泣き崩れる若い先生ってのが、さらにオドロキ。

でも、そのプレゼントはビンゴ! だったようですね。スイス人の女の子は、先生の趣味を知っていたのかな?
盆栽
そっか〜、20年前から、すでに中国のおっちゃんは、イギリスの盆栽ワールドで活躍していたんですね。

右の写真は、ガーデンセンターの盆栽コーナーにあった盆栽です。木の名前がわかんないですけど、葉を見る限りでは、シトラス系? 木の下にいるおじさんは、仙人じゃないですねえ。詩人か誰か?

孔子さま?
盆栽コーナーには、こういった飾り小物がいろいろとあるのですが、人物はすべて中国人。右の写真は、孔子さま? ずんぐりメタボで、トボケたお顔がキュートです。


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2009年05月01日

盆栽 (1)

イギリスで、「Kaizen」(改善)という日本語が使われているなんて、読者さんに教えてもらうまで、わたしゃ、ちーっとも知りませんでした。

使われているといっても、イギリス人の誰もが知っているほど浸透している、という意味ではありません。大多数の人は知らなくて、知っているのは、インテリジェントな少数派でしょう。

じゃあ、たいていのイギリス人が理解する日本語といえば、Sumou(相撲)、Kabuki(歌舞伎)、Ikebana(生け花)、Manga(漫画)、Tsunami(津波)、Bonsai(盆栽)、etc, etc。ちなみに、Bonsaiは、「ボンザイ」と発音する人が多いです。

そう、そのボンザイで思い出したんですが、あるとき、うちの近くの教会の前を歩いていたら、教会ホールのドアにポスターが貼ってあったのです。

そこに大書されていたのが、「Bonsai Exhibition」!
ええーっ、盆栽展? こーんな田舎町でぇ?? と、ビックリです。

ロンドンのような都会ならいざ知らず、わたしの住んでいる小さな町でも、イギリス人の盆栽同好会、みたいなサークルがあるのだそうです。

で、地元の教会のホールを借りて、会員が自慢の鉢を披露しよう、ということになったそうで。

へーえ、イギリスの盆栽って、どんなんだろうと思って、行ってみたら、たしかにミニチュアの木なんだけど、日本では見たこともないような盆栽が……。

日本だと、やっぱり、松なんかが多いですよね。なんでも、「盆栽は、五葉松にはじまり、五葉松に終わる」とか。

イギリスにも、松の木はあるんですが、種類が違うみたい。だから、ちょっと日本のものとはイメージが違うし、その会場には、五葉松はなくて、ほとんが雑木でした。

英語の木の名前がよくわからなかったのですが、さすがに、モミジは識別できました。ちゃーんと枝に針金をかけて、樹形が作られていて、へーえ、意外と本格的なんだ。

盆栽の鉢に置く、陶器の飾り小物に、中国の仙人の人形なんかあって、梨の木の下に佇む白居易、みたいな風情で、なかなかよろしゅうございましたわ。

それにしても、こんな田舎にまで、日本の盆栽が浸透しているとは……。ちょっとうれしい発見でした。


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