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2011年02月04日

今ごろ卒業式?

先週の金曜日、うちの長男の大学の卒業式がありまして。
あ、長男といっても、実の息子ではなくて、わたしたち夫婦が面倒みているクルド人のランジャのことです。

まあ、いったいイギリスの学校制度は、どうなっとるのか、ホンマ、ようわかりまへん! 彼が大学を終了したのは、去年の6月です。それが、今頃になって卒業式って、どーゆうこと? 

学生の人数が多いので、卒業式も何回かに分けて行われたらしいのですが、それにしても、せめて卒業した年内にやれば、どうよ?

さらにビックリなことに、カンタベリー大聖堂で行われた卒業式に参列するのに、父兄は入場券を買わされたのだ!

事前に、一人£20(約2600円)のチケットを購入して、式場に入るのです。この代金は、ランジャが、私たちを招待したいからと言って払ってくれたのですが、お金を渡しても頑として受け取ら
ないので……。
カンタベリー大聖堂前の卒業生.jpg

上の写真は、大聖堂の前、左官屋の道具みたいな帽子と、ガウンをつけた卒業生です。このガウンの色で、学士か修士か、わかるようになっていて、これは学士です。

先週は寒さのせいで、わたしは体調が悪くて、父ちゃんは「卒業式は僕ひとりで行くから、無理すんなよ」と言ってくれたのですが、スエーデンで亡命生活をしている彼の両親のことを思うとねえ、やっぱり、母親の代わりに行ってやりたいのよね、無理してでも。

だもんで、スーツの下に、しっかりババシャツ着込んで、それにカイロを三つも貼り付けて、行きましたよ、気温1度の冷え込みの中を。

ああ、それにしても、日本のカイロのなんと素晴らしいこと!
こんなの、イギリスにはないので、日本から家族や友人が送ってくれたのを、大事に大事に使っています。

わたしたちには子供がいないので、子供を育てる苦労には無縁なのですが、ランジャとのご縁があったおかげで、子を持つ親の気持ちに、わずかながらも、気づかせてもらっています。

式場で、わたしの隣に座っていたのは、キャメルのコートに黒いスティレット(ヒールが細く尖ったハイヒール)の、アパーミドルクラスな感じの金髪の奥様。

自分の息子が名前を呼ばれて、卒業証書を受け取ったとき、ポケットからそっとティッシュを取り出して、目頭を押さえていました。

うん、わかる、わかる。よくぞここまで育ってくれたよネ。うるうる。
けど、アンタ、そのティッシュ、さっき、盛大に鼻をかんだヤツじゃん!
と、横目で見ながら、一応、無言でツッコミを入れておきました。


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2010年11月20日

ウィリアム王子が贈った婚約指輪

今週の火曜日、9日の朝に、ウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの婚約発表があって、もう、イギリスのメディアはだんじり祭りでした。

その日はすぐに、「ウィリアム&ケイト」の特別番組が、あちこちのテレビ局で放映されたし、次の日の新聞の第一面には「結婚式は7月8日か?!」なんて大きな活字が。

なにしろ、チャールズ皇太子と故ダイアナ妃以来、30年ぶりの大きな結婚式です。そして、英国王室史上初の恋愛結婚は、異例づくめです。

お相手のケイトさんは、セントアンドリュース大学の同級生で、英国王室初めての、ミドルクラス出身の王妃となります。2001年に大学で出会った二人は、2007年に破局したものの、3ヵ月後に復縁、という過程を経て、ようやく結婚にこぎつけました。

すでにニュースでご存知かと思いますが、ウィリアム王子がケイトさんにプロポーズしたときに贈った婚約指輪は、母の形見で、故ダイアナ妃が婚約発表のときにはめた指輪です。

これがまあ、やけに石の大きさが目立つ見事なサファイヤ。12カラットのデッカイ楕円のサファイヤの回りを、小さな14個のダイヤモンドが飾っている。

1981年にウィンザー城で、宝飾店が持ってきた婚約指輪を選ぶように言われたダイアナさんは、「もともとサファイヤが好きだし、気に入ったから」という理由で、それを選んだようです。

これについて、「一番大きい石を選んだ」と陰口をたたく人もいたようですが、ロイヤル・ジュエリーの専門家は、ちょっと違う見方もしているようです。

婚約当時、ダイアナさんは、チャールズ皇太子にカミラさんという愛人がいることに、気づいた。だから、婚約解消すべきではないかと、非常に悩んでいた。彼女は、ストレスがあると、指の爪を噛むクセがあるので、爪はボロボロ。

でも、もう婚約解消できないところまできてしまった。指輪をはめたこの手を、この指を、報道陣の前にさらすことになる。ならば、せめて、人々の目が指輪に釘付けになって、爪の方に行かないよう
に……。 

そんな配慮が働いて、目立つ大粒の指輪をチョイスしたのではないでしょうか。

愛のない結婚を強いられたダイアナさんに比べて、普通の恋人として王子と半同棲状態のケイトさんは幸せです。

21世紀になって、英王室もやっと、新しい風が吹き始めたようです。故ダイアナ妃のような悲劇が、どうか、二度と繰り返されませんように。


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2010年11月13日

墓なんかいらない?

先週、お葬式の話をしたら、オーストラリア在住の読者さんから、メールが届きました。先日、親戚のお葬式に参列したそうですが、お葬式の前日にビューイング(viewing)があったそうです。

へええ〜、そうなんだァ! 同じ英語圏でも、まさに、「所変われば」だなァ。これまでに何度もイギリスのお葬式に行ったけど、ビューイングって、わたしは一度も聞いたことないです。

ビューイングは、読んで字のごとく、「見る」ことだから、納棺されている故人の顔を見る、つまり、最期のお別れです。お葬式の前日だから、日本のお通夜みたいなもんでしょうかね。

でも、このほうが日本の習慣に近くて、わたしにはしっくり来る。
おばあちゃんに会って、最後のお別れがしたかったなあ……。

さて、イギリスでは近年、火葬が多くなっているものの、まだまだ土葬もあります。でも、火葬といっても、お骨を拾うことはしないんですよ。

だって、ぜ〜んぶ、灰になるまで焼き尽くすんだもん。
日本では骨を残すけど、あれって、骨を残すために、ちゃーんと焼き具合を見て、途中で窯から取り出すんですってね。

ところが、イギリスではそんなデリケートなことしないから、残るのは灰だけ。で、その灰をどうするのかというと、容器に入れて火葬場にある納骨堂に納めるとか、庭や海などにまくとか、です。

わたしがこれまでに行ったイギリスの火葬場は3ヶ所ですが、いずれも広い公園の中にあって、灰をまくための美しい芝生の庭や花壇が整備されていました。

だから、灰をまいて、ハイ、おしまい!
亡くなったら、ホントに、スパッとおしまいなんです。

日本のように、お葬式の後、初七日、四十九日といった法要もないし、香典がないから、香典返しもいらない。もちろん一周忌、三回忌なんてのもない。

ちなみに、わがフリート家には、なんとなんと、墓がないのです!
夫の両親はすでに他界して久しいのですが、灰は火葬場の納骨堂にあるそうな。

「なぜ墓を作らないの?」と父ちゃんに聞いたら、逆に、
「なぜ灰のために墓を作る必要があるの?」
と聞かれて、口あんぐり……。
いやはや、宗教の違いというか、死生観の違いというか……。

ま、こちらは冠婚葬祭がすんごく簡略なので、日本のようにお金がかからないし、そういう意味では暮らしやすいです。

喪服もいらないし。だって、喪主からして、黒い服じゃないし。先日のお葬式で、黒づくめだったのは、インド人の女性とわたしだけ。

外国人だけが真っ黒で、イギリス人の男性はダークスーツ、女性はグレーや紺やパープル、中にはピンクのスーツのおばちゃんもいましたぞ。


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2010年11月05日

お葬式は2週間後に

アッという間に、もう11月。
あとひと月で今年もお終いなんて、いくらなんでも早すぎるううう!

ところで先週、親戚のおばあちゃんのお葬式に、リバプールの近くまで行ってきました。夫の母のいとこ、という関係なんですが、親しくさせてもらっていて、わたしの大好きなおばあちゃんでした。

100歳で、就寝中に亡くなるという、大往生なので、お迎えの時期が来たということなのでしょう。もう会えないのが悲しいけれど……。

イギリスで、これまでに何度か、親戚や知人のお葬式に参列して、いつも不思議に思っていたのは、亡くなってかなりの日数が経ってから、お葬式が行われるということです。

今回の場合は、亡くなってから14日目がお葬式だったのですが、真夏でも平気で、3週間後に、なんてこともあります。

なぜこんなに時間を置くのかというと、まあ、わたしの単純な頭で考えるに、生きている人の都合を優先するから、ではないでしょうか。

それにくらべると、日本の場合は、亡くなった人優先。身内や親戚のお葬式は、緊急事態で、何は置いてもあたふたと駆けつける、みたいなところがあります。

でもイギリスでは、参列者が、お葬式を予定として組み込める時間的余裕が与えられる。だから、関係者の都合を考えて、という感じがします。

そこで、問題がひとつ。
その長い間、どうやって遺体を保存するのか。

遺体は葬儀屋で預かってくれると聞いていたので、単純なわたしは、葬儀屋に遺体専用のでーっかい冷凍庫があって、冷凍保存するのかなあと思っていました。

ところが、ネットで調べてみたら、そうじゃない。
「エンバーミング」という、死体防腐処理がほどこされるんだねえ。

死体のへそを切開して、そこから血液などの体液やガスを抜き取り、そのあと、ホルムアルデヒドなどを成分とする防腐剤を注入する。

防腐剤というのは、いわゆる殺菌剤なので、微生物の活性を止めることによって、人体の組織の腐敗を防ぐ、というわけです。

また、ドライアイスを使って冷凍保存という方法もあるそうで、これらの方法を使えば、かなりの期間、保存は可能のようです。


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2010年07月23日

卒業ダンスパーティ

前回、わたしは、うちの向かいの小学校が、今週末から夏休みになる、とお話しましたが、あれは間違いで、きょうから休みが始まったようです。

なんで金曜日みたいな、中途半端な日に始まるねん!
と一応、一人でツッコんでおきましたが、そういえば、新学期が始まるときも、たしか月曜日からじゃなかったような ……。

わたしたち日本人にとっては、ぜ〜んぜんピンと来ない卒業シーズンですが、あれはたしか、今月の初めだったと思うけど、夕方になって、外から帰ってきた父ちゃんが、

「ちょっと来て、早く、早く!」
と、わたしの腕をつかんで、車に乗せるので、
「何よう、ったく。晩ごはんの支度してンのにィ」
と、ブツクサ言いながら、連れて行かれたのが、近くにあるハーツダウン・テクノロジー・カレッジでした。

このカレッジの生徒は、11歳から18歳なので、日本の中学と高校を一緒にしたような学校です。

で、校門に近づくと、貸し切バスが停まっていて、人だかりがしている。「ほら、見てごらん!」と父ちゃんが指差した先には、おお、まるでシンデレラか、オーロラ姫!

裾が大きく広がったお姫様ドレスの女子生徒たちが、バスに乗り込むために並んでいました。肩を丸出しにしたストラップレスで、もちろん胸の谷間もムッチリと。

大きなスカートのロングドレスでは、バスに乗り込むのも一苦労。そして、その横には、黒のディナージャケット(タキシード)でキメた男子生徒たちがいました。

何だ、何だ、こりゃ?
わたしたち野次馬夫婦がキョロキョロしていると、孫の手を引いて見に来ていた野次馬ばあちゃんが、「あの子たち、これからプロムに行くんですよ」と教えてくれました。

あ、なーるほど。これがプロム、「卒業記念ダンスパーティ」と言うヤツかあ。正装した卒業生たちが、ここからバスで、プロムの会場まで行くのです。

そっか〜、イギリスの親御さんは、子供が18歳になると、こういった正装を用意するんだねえ。日本の成人式みたいなもンかな。

うちの父ちゃんの場合は、大学生のとき、21歳の誕生日のプレゼントとして、両親がタキシードを贈ってくれたそうです。

そのとき以来、体型があまり変わってないので、今でもそれが着られるのです。でも、何でもカジュアルになってきた昨今、それを着る機会はほとんどないけどネ。


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2010年07月14日

霊柩車

先週、ちょっと遠出して、ノースハンプトンシャーのアウンドルという町に行ってきたんですが、そこの教会で、こんな車をみつけました。
ビア(お棺を乗せる台車)

すのこ板に車輪を取り付けたような、見ての通り、荷車なんですが、1960年代まで実際に使われていたそうです。で、何を運ぶための車?

これが教会にあるとなると、運ぶのは、そう、お棺です。お葬式のあと、お棺を乗せて埋葬する墓地まで運ぶための車、ってことは、霊柩車だな、こりゃ。

これ、ビア (bier) と呼ばれる台車なんですが、イギリスの教会に行くと、ときどき、展示してあるのを見かけます。もちろん、今はほとんど使われていませんが。

だから、ビアのことは知っていたけど、これを見ていたら、教会のお世話をしている(たぶんボランティアの)おっちゃんがやってきて、ビアについてのミニ・レクチャーが始まりました。

やれやれ、おせっかいオヤジにつかまってしまったぞ、と思ったけど、いやいや、それが結構、民俗学的に面白かったのです。

ビアという言葉が出てくる最古の記録は16世紀で、当時のイギリスでは、遺体は麻や羊毛で織った「シュラウド」という布で包み、そのままビアに乗せて運んでたそうです。

ところが、やがて、「町の通りを、布で包んだだけの死人を運んで行くのは、いかがなものか」という風潮が出てきて、「では、それを木の箱に入れてはいかがなものか」ということになり、棺が生まれたのです。

そして、棺は教会が所有し、埋葬するときには、棺から遺体を出して埋葬し、その棺はまた次の葬式に、という具合に何度もくり返し使われました。

もともと、ビアは、遺体を載せる担架でした。教会でお葬式をして、教会の墓地に埋葬するのなら、それでよかったのですが、時代とともに人口が増加すると、教会の墓地では収容しきれなくなる。

そこで、町はずれに共同墓地ができる。すると、距離もあるので、ビアに4つの車輪を取り付けて、人が引いて運ぶようになったのだそうです。

いやあ、お棺がリサイクルされていたとはねえ! でも、今よりずっとエコじゃん!


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2010年05月29日

荷物を持つ(3)

イギリス人女性って、わたしたち華奢な大和撫子(この言葉はすでに死語だけど、あえて使っちゃうのだ)に比べると、体も大きいし、結構逞しくていらっしゃる方が多いのに、どうしてなんでしょう。

どうして、イギリス人男性は、逞しき女性の荷物を持ってあげたり、ドアを開けてあげたり、コートを着せてあげたり……?

昔、女性がか弱き存在だった時代の、騎士道の名残りかしらん?
ま、それはともかく。

前回、あるイギリス人男性が日本女性の荷物を持ってあげなかったので、I feel guilty. だったというお話を紹介しました。I feel guilty. は、「後ろめたく思う、悪いと思う」という意味です。

この感覚は、うちの父ちゃんも同じで、育った環境でしょうね。親がそうすれば、子も、それが当然だと思って育ちますもの。

だから、必ず荷物は持ってくれます。ま、そりゃいいとして、問題がひとつ。じつは、奴は……ホントは……、
荷物を持つのが大嫌いなのだっ!!!

自分の荷物でも、可能なかぎりコンパクトにして、バッグはほとんど持たない主義。だから、二人でお出かけのときなんかは、わたしが自分のショルダーバッグに、彼のメガネケースだの鍵だのを入れてあげるのです。

そんな男なのに、やっぱり、女性に荷物を持たせたまま、街を歩けないんだよねえ。わたしが「自分で持つからいいよ」と言っても、「ダメ、ダメ」と言って取り上げる。

で、ここからトラブルが始まるのです。奴は、妻の荷物からできるだけ早く開放されたい。だって、荷物持つのイヤなんだもん。だから、速攻で駐車場に停めてある車に行こうとする。

おいおい、ちょっと待たんかい。あたしゃ、まだ買物済んでないんだよ。あの店も覗いて、さっきの店のと、どっちがいいか比べてから買うの。

「ええーっ、そんなの、ありえない!」という表情を露骨に表し、「ぼくが買物するときなんか、10分で済むのに、どうしてそんなに時間がかかるんだよ」と、ぶつくさ、ぶつくさ……。

「だからァ、荷物、持つの嫌なんでしょ。貸してよ、自分で持つから」
「いんや、それはダメ」

この期に及んでも、妻に荷物を持たせることは、コカン、いや、コケンにかかわるらしい。キィーッ! この頑固オヤジ!

カンタベリーのハイストリートの路上で、何度こういうプチ夫婦喧嘩をしたことでございましょう。

彼にとって、女性に荷物を持たせたまま歩くのは、とてもカッコ悪いことらしいのです。ったく、男ってのは、そんなにメンツが大事なのかねえ。


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2010年05月28日

荷物を持つ(2)

先週、男性が女性の荷物を持ってあげる習慣についてお話しましたが、それについて、読者のTさんから、次のような体験談が寄せられました。

                 ◇    ◇    ◇

先日、友人(女性)とその夫(イギリス人)と、私(日本人女性)ともう一人の日本人女性と旅行をする機会がありました。

友人の荷物は、小さい肩かけバック以外は、当然夫が運ぶのですが、唯一男性の彼は、私ともう一人の女性の荷物も、持ってあげると言うのです。

私は、「日本人女性は、自分で持つ事に慣れてるから大丈夫。日本人女性は強いのよ」と言ったら、彼は「日本男性にとっては、そう思わせておいた方が都合がいいからね」と、チクっと皮肉を一言。

彼は旅の間中 I fee guiltyと言って、私達の荷物を気にかけてくれてました。子供のころからの刷りこみというか、育った環境が思考や行動に及ぼす影響って大きいですね。

                 ◇    ◇    ◇

Tさんは、「日本人男性よ、見習え!」と思う反面、必ずしも持ってもらわなくてもいいとおっしゃいます。その理由は、重い荷物を持って移動する事によって、日常的に筋力トレーニングが出来るから。

わたしは、これが筋力トレーニングに結びつくと意識したことはなかったけど、うんうん、なるほどねえ。

そもそも、日本人だろうと西洋人だろうと、女性ってのは案外と強いんです。だって、日常的に食料品、日用品の買出しをするから、重い荷物を持つことには慣れてるし。

若いお母さんなんか見ていると、赤ちゃん抱いて、大きなバッグを肩に、折りたたんだバギー持って、バスに乗ったりしてる。うちの父ちゃんより、よっぽど要領よく、重いものを運んでるよ。

実はわたしも、ホントのところは、「別に持ってもらわなくてもいいけどネ」なんです。わたしがうちの亭主に対して、「持ってくれなくてもいいって! キィーッ!」となる理由、次回にお話しましょう。


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2010年05月19日

荷物を持つ(1)

日本の友人が録画して送ってくれたDVDで、サスペンスもののドラマを見ていたら、こんなシーンがありました。

主人公の刑事が、出張に行くので、その妻が「駅まで送るわ」といって、一緒に家を出ました。ま、それは仲良し夫婦で、よろしいのです。

が、しかし! 駅までの道のり、ず〜っと奥さんが夫のかばんを持っているのです。で、駅に着いて「はい、あなた。いってらっしゃい」と、カバンを渡す。

ええーっ、ちょ、ちょっと待ってよォ! そりゃないだろ!
と、ビックリ。同時に、このことに、ものすごい違和感を感じた自分にも、ビックリ。

いや、もちろん、夫のカバンはそんなに重いものじゃないですよ。何も、妻に米俵を担げと言ってんじゃない(いつの時代やねん)。それにしても、妻が夫のカバンを持って、夫が手ぶらで歩くなんて……。イギリスではちょっと考えられないなあ。

う〜むむむ、このシチュエーションは日本ではごく普通のことだから、ドラマに取り入れられているのだろうか……。日本人にとって、違和感はないのだろうか。

夫よ、自分のカバンぐらい自分で持てよ、と思ってしまうのは、わたしが西洋ボケしてちょっとオツムがヤバイことになったってこと? (もともとそうだという指摘もあるが)。それとも、レディファーストの国で甘やかされ、スポイルされてしまったってこと?

いやいやいや。今日びは、日本人の男性だって、自分のカバンぐらい自分で持つでしょうよ。それに、レディファーストを心得ているジェントルマンも、たくさんいるでしょうよ。

わたしの前夫は、京都の人でした。結婚して10年経っても、わたしの荷物は必ず持ってくれるし、道を歩くときは必ず車道側でした。

が、しかしです。こいつは、大きなトラックが来ると、サッとわたしの後ろに回り、わたしを車道側に寄せて盾にして、「ボクを守ってネ」とヌカすのです。

そんなギャグで、いつも笑わせてくれました。
懐かしい京都時代です。


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2010年05月07日

英国的習慣 (2)

きのうお話した、日本に里帰りしたときについやってしまうイギリス的習慣について、イギリス在住の読者さんから、こんなメールが届きました。

                 ◇    ◇    ◇

今回の内容、とても楽しく、そうそうとうなづきながら読ませていただきました。私も日本に里帰りした時、「おっと、ここは日本だった」と思うこと(-_-;)

★横断歩道で、イギリスのように、車が止まってくれるものだと思って渡りかけて、轢かれそうになる。

★建物のドアの前で男性と鉢合わせ、当然女性の私を先に行かせてくれると期待して、あちらがさっさと入ってしまった時。

★人前で鼻をかみそうになって、あわてて止める時。反対に、鼻をかまずにズルズルしている人がいると「鼻かんで〜」って思ってしまう。

どうでしょう。 私はこんな時にイギリス生活が長くなったなーって実感します。(笑)

                 ◇    ◇    ◇


わたしは、イギリス人って平均して、ヨーロッパで一番、いや、もしかしたら世界で一番、歩行者に優しいドライバーじゃないかと思います。

横断歩道じゃない所でも、歩行者がいれば、止まって、「渡りなさい」と手で合図してくれるドライバーの割合が、わたしが見た限りではイギリスが一番多いような気がします。

そう、レディファーストの国で、女性を先に通してもらうことに慣れっこになっると、さっさと先に行ってしまう日本人男性を見て鼻白むことは、ありますねえ、タシカニィ〜(DAIGO風でお願いします)。

でも、これはしょうがないよね。日本にレディファーストの習慣がないんだもん。

ヨーロッパでは、人前で鼻をかむことは、ぜんぜんはしたないことじゃないみたいです。女性でも、食事中でも平気で盛大に鼻をかむので、わたしゃ、ビッツラこいてしまった!

反対に、鼻をすするのは、こちらではエチケット違反。麺類をすするのもそうだけど、とにかくすするのはダメみたいです。
まさしく「所変われば品変わる」です、ハイ。


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2010年05月06日

英国的習慣(1)

ゴールデンウィークも終わりましたね。
お休み、いかがお過ごしでしたか?

先週、わたしは珍しく風邪をひいて、39度の熱で寝込んでしまい、それで発行をお休みしました。ごめんなさい。

「日本人の知らない日本語2」という漫画で、「畳化」という言葉が使われているのですが、その意味は、「外国人が日本化したこと」だそうです。

日本で暮らした外国人が、母国に帰ったときでもついやってしまう日本的習慣。ああ、自分も畳化してしまったなあ、と思うのは、たとえば、こんなときだそうです。

母国で、タクシーのドアが開くのを待ってしまったとき。
母国語での会話に、日本語で相槌を打つとき。
自販機にお札を入れるとき。機械が喋ったり、光ったりしても驚かなくなったとき。
外国人を見て「あ、外国人だ」思うとき。
あいまいな回答をしてしまうとき。

なるほどね〜。じゃあ、わたしのようにイギリスで暮らす日本人が身に着けてしまった英国的習慣、つまり、英国化した場合、何て言えばいいんでしょう?

ユニオンジャック化? フィッシュ&チップス化? 紅茶化?
それとも……?

じつは、あるんです、日本に帰って、わたしがついやってしまいそうになる英国的習慣。

ひとつは、Sorry! と言ってしまうこと。
イギリスでは、人とぶつかりそうになったときや、ちょっとでも肩が触れそうになったときなど、Sorry! と言います。

日本なら、「ごめんなさい」と言えばいいんだけど、パッと口から出そうになるのが、Sorry! です。

でも、どこから見てもモンゴロイドまちがいなしの顔して、「ソリー」って、ソリはないでしょう。だから、出そうになるたびに、必死で抑えています。

もうひとつは、スイングドアを開けたら、次に入って来る人のために、ドアを押さえて待ってあげること。

これは、やってしまいます。でも、日本でこれやると、変な顔されちゃった。イギリスではごく普通のことで、待ってもらった人は「サンキュー」って言う、とってもナイスな習慣なんだけど。


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2010年03月26日

里帰り

わくわく、わくわく。
えへへ、来週から2週間、日本に里帰りしま〜す。また桜が見られるのが、とってもうれしいです。

毎年1回里帰りするので、さすがにイギリスボケはなくなったけど、それでもたまに、アホなことをやってしまうのです。

以前、こんなことがありました。関西空港に到着して、コンコースをゴロゴロとスーツケースを引っ張ってきたら、案内所があったので、「リフトはどこでしょうか?」と聞きました。

すると、案内嬢は「はあ?」という怪訝なお顔。ハテナマークが顔面いっぱいに張り付いたその表情を見て、あっ、しまった! リフトはイギリス英語だった! 

案内嬢はスキー場のリフトでも思い浮かべたのか、おかしなことを言う奴っちゃ、と言わんばかりの表情で、黙っている。なのに、なのに、わたしは咄嗟に言葉が思い出せない。

「あ、あの、えーと、エスカレーターじゃなくて、ほら、あの、あれ」
「エレベーターですか?」
「そう、それ! それです」

案内のお姉さんは、シラケ顔で「あちらにございます」と、手で示して教えてくれました。

そうなんだ。イギリスでは、エレベーターのことをリフトと言うけど、日本はアメリカ英語だから、イギリス英語は通じない。それをコロッと忘れていた。

さて、リフトに乗って2階に行こうとして、「1」のボタンを押しました。あっ、しまった! ちゃう、ちゃう。日本では2階は「2」のボタンでいいんだ。

イギリスでは、2階はファースト・フロアだから、「1」のボタン、1階はグラウンド・フロアだから、その頭文字を取って「G」のボタンなんです。日本式のほうが、ややこしくなくていいんだけどネ。

でも、身についた習慣だから、つい、やってしまう。あんまり、おかしな日本人やるんじゃないよ、気をつけまっしょ。

というわけで、誠に勝手ながら、来週から2週間、メルマガをお休みしますので、よろしくお願いいたします。


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2010年01月14日

謹賀新年

おっはようございま〜す!
お〜っと、まだ新年のご挨拶をしてませんでした!
では、遅ればせながら、

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

いやあ、年末からの寒波で、こちらの元旦の朝は、一面の銀世界! わたしの住んでいる南東部では、雪はそれほどでもないのですが、イギリス各地で被害が出ています。

先週、スコットランドではマイナス22度という、イギリス観測史上最低温度を記録しました。

う〜、マイナス22度といえば、フィンランドとかノルウェーとか、あのあたりの気温じゃないですか。さぶっ!

この憎っき寒波めのせいで、わたしは一挙に体調が悪化して、まったくの寝正月でした。あ、「食っちゃ寝、食っちゃ寝」の寝正月じゃなくて、「しんどくて起きられ寝え」のほう。

でも、1月6日には起きて、クリスマスツリーや玄関のリースを片付けました。イギリスのクリスマスと、日本のお正月、よく似てるなあとつくづく思うんですけど、クリスマスにも、ちゃ〜んと「松納め」があるんですよ。

12月25日から数えて12日目の、1月6日が「十二夜 (Twelfth Night)」で、クリスマスのお祝いの最終日にあたります。そこで、この日に、ツリーなどのお飾りを片付けるのが、伝統です。

寒波で明けた2010年ですが、どうかよい年でありますように。
そして、旧年に引き続き、今年もまた、おつきあいいただきますよう、よろしくお願いいたします。


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2009年12月25日

キリスト生誕

きょうはクリスマス。
ここ数年、わが家のクリスマスは、わたしたちがサポートしているクルド人のランジャと一緒に過ごします。

彼はクルディスタンからの難民だったけど、今はイギリスの市民権を獲得して、もうすぐ大学も卒業。なんだかねえ、育っていく息子を見るようで、母ちゃんはうれしいよ、うっ、うっ(涙)。

暖炉先日から、寒い日が続いているので、暖炉に火を入れています。
あったかいよ〜。どうぞ、わが家の暖炉にあたってくだされ〜。

で、突然でありますが、そもそも、クリスマスって何の日?
そんなの、決まってるじゃない。キリストが生まれた日。

と、子供の時から、数十年、頭の中にインプットされていた常識が、木っ端微塵に打ち砕かれた衝撃は、今でも忘れられません。

20年くらい前かなあ、当時、英語の先生だったうちの父ちゃんに、何気なく「クリスマスって、キリストの誕生日ですよね」と言ったら、

「いや、キリストがいつ生まれたかなんて、誰も知らないよ」
と、軽く言うではありませんか。

ええっ! じゃ、じゃあ、あの馬小屋のシーンは何だったの?
ただの伝説だったの?

The London Ritz book of Christmas (Jennie Reekie) という本によると、真相は、こういうことらしいです。

キリストがいつ生まれたのか、確かなことは不明で、今では、実際にはおそらく夏だったのではないかと、考えられているようです。

というのは、12月のパレスチナで、夜に羊飼いたちが羊の番をしているのは、普通ではないなどの理由から。

そして、4世紀に、ローマ法王ユリウス1世に、12月25日をその日にしてはどうかという提案がなされて、以来、その日がキリスト生誕の日となったようです。


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2009年12月11日

キルト (2)

先週、ここでキルトのお話をして、「来るかな?」と思っていたけど、やっぱり来ましたね、例の質問が。

「キルトの中はどうなっているの?」
という質問を、数人の読者さんからいただきました。

キルトの下に下着のパンツをはかないのが伝統です。でも、うちの父ちゃんはパンツはきますけどね。生粋のスコットランド人じゃなければ、今はパンツはくんじゃないでしょうかねえ。

だけど、キルトの下がスッポンポンて、そんなに不思議なことじゃないと思うんですよ。

だって、キルトの歴史が16世紀末に遡る(Wikipedia)となると、日本じゃ安土桃山時代? そのころ、日本人だってノーパンでしょう?

男性の越中褌だって、江戸時代でも皆が皆、つけていたわけでもなさそうだし。女性のズロースが入ってきたのが、明治時代でしょう。

今でも、花柳界や日本舞踊をやる人は、下着をつけないらしいし、柔道、剣道、空手などの道場では、下着をつけない所が多いと聞きましたが。

というわけで、パンツをはくようになったのが、人類が歴史の中では比較的最近のことだ、ということなんじゃないかなあ。

だから古い民族衣装であるキルトの下がスッポンポンて、まあ、当然かな? というのが、わたしの個人的な考えです。

ちなみに、キルトのタータンが氏族によって違うというのは、18世紀の織物業者が考えついたアイデアだそうです。それまでは、単純なチェック柄だったとか。普段用キルト

前回、正装用のキルトを見ていただいたので、今回は普段の昼間用のキルトをご紹介しましょう。先日のイタリア語のレッスンには、この格好でお出かけでした。

クラスの女生徒に大モテだった、な〜んて言うてたけど、女生徒って、アンタ、全員おばちゃん&ばあちゃんやん!


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2009年12月04日

キルト (1)

11月30日は、St Andrew’s Day (聖アンドリューの日)でした。これは、スコットランドの守護聖人聖アンドリューを称えて祝う日です。

といっても、こちらイングランドでは「聖アンドリューの日? 何それ?」てな感じなんですが。

うちのワンコオヤジはスコットランド生まれなので、毎年、この日にスカート、お〜っと違った、キルトを着ます。

(スコットランドの民族衣装のキルトのことを、スコットランド人の前で「スカート」などと言おうものなら、たちまち「違う!」と厳しいツッコミが入りますので、注意してください。)

ワンコオヤジの場合、それを着るのは郷土愛というよりは、な〜に、注目を浴びたいだけだと思うけど、キルト姿でいそいそと、イタリア語のレッスンに行きましたわ。

でも、その前に必ずやってもらうの。キルト着てクルッと回る。
あれは前から見ると、ただの巻きスカートですが、後ろにたっぷりプリーツが入っているので、結構広がります。

「やって、やって、キャー、かわゆい!」とはやし立てると、すぐ調子こいて、くるくるくるくる……。(← バカ夫婦)

正装用キルトタータンは赤のロイヤル・スチュアートです。右の写真は結婚式のときのもので、黒いジャケットに蝶ネクタイは正装用です。

このキルトの生地は、厚さが2〜3ミリありそうなしっかりしたウールだし、たっぷりプリーツが入っているので、結構重いんです。

もともとキルトは、タータンを織り上げた1枚の大きなウール地でした。インドのサリーのように、1枚の長い布を体に巻きつけて着用したようです。

だから、ポケットがない。ゆえに、「スポラン(財布、小袋という意味のゲール語)」という名のポシェットを、お腹のところにぶらさげます。これは、キルトがめくれあがらないように押さえておくという役目もあります。

この写真のスポランは、本当はNGです。というのは、このような革製のものは普段の昼間用なんです。

正装用には、毛皮を使用したものを使うべきなんですが、ま、スコットランド人にとっては外国のイングランドだから、許してもらいましょ。


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2009年07月31日

イギリスの嫁

今週お話したランチについて、こんなメッセージをいただきました。

「お疲れさまでした〜、妙子さん。
それにしても、いくら手抜きをしたか知れませんが10人前!凄い!もう、それはりっぱな料理人ですよ! 10人前なんて、どんだけえ〜!!」

いやいやいや。
10人で驚いてもらっちゃ、困ります。わたしゃ、40人分を一人で作ったこと、ありますから。

でも、こんなの、自慢でもなんでもないっス。好きでやるんじゃなくて、仕方なく、とほほでやってます。あたしゃ、なんたって家事の嫌いな失格主婦ですからねっ!( ← エバルとこじゃないだろが)

だから、それが避けられないとなると、「おうさ、やったろやないの。10人でも40人でも、かかってこいっ!」という、ヤケクソ根性です。

もしあなたが、イギリス人と結婚してイギリスで暮らしていたら、多かれ少なかれ、こういうことに慣れさせられる(変な日本語?)んじゃないでしょうか。

とにかく、こちらはホームパーティが盛んで、友達づきあいといえば、まず自宅に招いて食事を共にすることが、基本です。レストランに連れて行くんじゃなくて、自宅で手料理です。

そして、日曜日は家族の日だから、サンディ・ランチに、じいちゃん、ばあちゃんを呼んで、お食事したり。

日本では、派手な誕生パーティは子供の頃だけだけど、こちらはいくつになってもやるし、また一年の一大イベントのクリスマスには、一族全員集合の大パーティが待っている。

だから、料理が嫌いな女性でも、イギリスで結婚生活をすれば、やらなきゃしょうがないから、仕方なくやっているうちに、ま、慣れてくるっていうか。

日本だったら、出前を取るという手もあるけど、ここでは、ピザの配達ぐらいしかないですもん。ハイ、イギリスで嫁するのも、楽ちゃいまっせえ。


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2009年06月27日

ダーリン

スペイン語に堪能な読者さんから、こんなメッセージが届いたので、ちょっとシエアさせてください。

               ◇    ◇    ◇

ラテン系では、「ダーリン」にあたる言葉に、(恐ろしいことに)「私のママ」と訳せる言葉があり、結婚すると十中八九、夫は妻に対して「Mi ma」「Mami」(私のママ)と呼びかけます。

逆はパピ「Papi」で、お互いに相手をママ、パパと呼んでいることになります。もっとも本人たちはこれは親に対する呼びかけとは違うと主張するのですけど。

イタリアのベルルスコーニ首相の最近のスキャンダルで、18歳の友人のお嬢さんレティツィアさんと首相の関係が話題になっていますが、レティツィアさんが首相を「Papi」と呼んだというのは、要は「ダーリン」と呼んだとも、「パパ」と呼んだともとれるのです。

メディアは「ダーリン」に違いないと思っているので、「首相をパピと呼んでいるのは恋愛関係があるからに違いない」と決めつけているわけです。

               ◇    ◇    ◇

おそらく、日本では誤解されていると思いますが、英語の「ダーリン」は、恋人や夫婦の男女関係だけで使われる言葉ではないのでありますよ!

わたしがイギリスに来てまもない頃、お母さんが自分の子供に、「ダーリン」と呼びかけたのを聞いて、ビックリ!

「ダーリン」は、「愛する人」という意味なので、親が子に使ってもゼンゼンいいわけで。ただ、子供が成人するとあまり使わないみたいですが。

日本では、夫のことをダーリンと呼ぶというイメージがあるかもしれませんが、夫もまた妻をダーリンと呼びます。

ちなみにわがフリート家では、お互いにダーリンと呼び合ったり、名前やニックネームで呼び合ったり、いろいろです。

というわけで、ダーリンという言葉は親子で使われる場合もあるので、必ずしも、恋愛関係を確定するものではないのです。

ただ、ベルルスコーニ首相のケースのように、女性が「パパ」と呼ぶ場合、びみょ〜ですよねえ。日本でも、よそのおっさんをパパと呼ぶ怪しい関係もあるわけで、うーん、びみょ〜!


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2009年04月22日

霊場巡り


先週末、わたしのレイキの先生が、ロンドンからやって来たレイキ仲間の友人たちと共に、霊場巡りに連れて行ってくれました。

日本での霊場巡りといえば、神社仏閣ですが、へーえ、こちらでは、主にローマンカトリックの教会なんですねえ。(知らんかったワ)

霊験あらたかだという、聖ジュードが奉られている教会に行って、瞑想の後、帰ろうとして内陣に行ったら、あらら、礼拝が始まってた。

で、礼拝に参列したんですが、最後に、信者が一列に並んで、聖体拝領(キリストの血と肉を象徴するワインとパンを、身体の中に受け入れること)の儀式がありました。

この儀式、わたしは初めてなので、どうするんだろうと、列に並んで、他の信者を観察してました。

そのとき、ふと、アレを思い出して、プッと吹き出しそうになりました。おーっと、聖なる教会でヘラヘラ笑うなんて、不謹慎なことでございます。スンマセン。

アレというのは、オスマン・サンコンさんが、日本でお葬式に参列したときのエピソードです。

これは有名な話なので、あなたもご存知かと思いますが、ギニア出身のサンコンさんが、日本で初めてお葬式に行きました。

焼香の列に並びましたが、どうするのかわからないので、前の人の動作を見て、真似をすることにしました。

ははあ、ああすればいいのか。よしよし、わかったぞ。
そして、サンコンさんの番になりました。

彼は一つまみの抹香を取って、口に入れました。そして、これを3回くりかえしました。(ペッペッと吐き出しそうになるのを、こらえながら)

そのあと、参列者が遺族に挨拶していたので、サンコンさんも、それにならって、挨拶しました。
「ごちそうさまでした」

「ご愁傷さま」と「ごちそうさま」。
小声でボソボソ言うんだもの、そりゃ、無理ないよォ、まちがえても。

そんな話を思い出し、笑いをこらえながら、聖ジュードさまの祭壇の前で、ワインとパンをいただいたこの不謹慎女に、はたして、ご利益はあるのでしょうか……?


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2009年03月26日

母の日

先週の日曜日、22日は、イギリスでは「母の日」でした。
えっ? 母の日って、5月でしょうが。
なんでやねん?

そう、イギリスに来たとき、なぜ3月なんだろうと疑問に思いつつ、この17年間、一度もそれを調べてみたことがなかったのです。

で、さっき、ググッてみました。
そしたら、なぁ〜るほど、ちょっと面白いことがわかりました。

アメリカの母の日は5月の第2日曜日で、Mother's Day ですが、イギリスでは、伝統的には、Mothering Sunday と言います。

キリスト教のレント(四旬節)の、第4週目の日曜日が Mothering Sunday で、この日に Mother church (母教会)、つまり、仏教で言えば、本山のお寺に、お参りに行ったことが由来だ、という説があります。

また、昔はイギリスでも、日本のように貧家の子供を、奉公に出すという習慣がありました。

親元を離れて、女中や召使として働く子供たちが、年に一度だけ、実家に帰ることが許される日があって、それが Mothering Sunday だったのです。

そのときの、実家へのお土産として、自分でケーキを焼かせてもらったり、卵をもらったり、あるいは、お屋敷の庭の花をもらったり……。

イギリスの母の日は、つまり、日本でいう「薮入り」だったんですねえ。日本の奉公先は、たいてい裕福な商家で、薮入りは年に2回。

その際に、小遣い、実家への手土産、新しい衣服(お仕着せ)などが支給されたりしたようです。

でも、イギリスでは、奉公先は必ずしも上流家庭だけではなく、中流家庭もありました。だから、手土産を持たせてもらえない子供たちも、いたことでしょう。

子供たちは、何キロもの道を歩いて、実家の村に帰ります。途中の草原で、野の花を摘んで、母ちゃんへのお土産にしたのです。このあたりから、母の日に花を贈る習慣ができたのかもしれません。


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2009年03月19日

お葬式

先週の日曜日の晩、7時頃だったかなあ、トーキーにいるモニカというおばちゃんから電話があって、ベティが緊急入院した、と。

ベティは、うちの親戚のおばあちゃんで、96歳という高齢だけど、ボケもなく、しっかりしていて、一人で暮らしていました。

でも、年下の友達であるモニカが、時々行っては、ヘルパーのように面倒をみていました。

腸がブロックされた、という話からすると、腸閉塞じゃないかと思います。それから2時間後ぐらいに、再び電話で、亡くなったと連絡が入りました。

ベティの一人息子が南アフリカにいるので、そこに連絡を取ったりで、バタバタしてましたが、その息子からのメールに、「母はポックリ死にたいと、いつも言っていたので、ポックリ死ねてよかった」とありました。

うーん、ポックリかもしれないけど、腸閉塞では、おばあちゃん、苦しんだのではないでしょうか。でも、天寿をまっとうして、あちらに帰られた、という気がします。

日本と違うなあと思うのは、お葬式です。日本だと、すぐにお通夜、お葬式となりますが、ここイギリスでは、お通夜はありません。

で、お葬式はというと、たいてい、亡くなってから1週間〜10日後なんです。その間、遺体は葬儀屋で預かってくれます。

葬儀屋には、遺体安置室というか、チャペルがあって、葬式まではそこに安置されます。冷凍保存という話は聞かないので、お棺の中に、防腐剤でも入れるんでしょうねえ……。

イギリスのお葬式って、簡単で、安上がりで、いいです。もちろん、お金をかけようと思えば、いくらでも方法はありますが。たとえば、霊柩車を馬車にしたり、とかね。

イギリスには喪服というものがないので、男性はダークスーツ、女性は、まあ、黒い服の人が多いけど、色物や花柄もOKです。

わたしはこれまでに、何度かイギリスのお葬式に参列したのですが、その体験談、興味のある方は、こちらからどうぞ。

↓ ↓ ↓ ↓

http://english-life-essay.seesaa.net/article/111447679.html


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