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2008年10月10日

マテガイ


マテガイって、聞いたことあります?
スペイン語の navaja を英語にするとrazor clam 、その日本語訳がマテガイ。

razor clam をそのまま訳すと、カミソリ貝。
なぁ〜るほど、カミソリ貝ねえ。うん、うん、そっくり!

今のT字型の安全カミソリじゃなくて、ホラ、昔、二つ折りの髭剃りがあった
でしょう、あれにそっくり!マテガイ

幅1.5cm、長さ12cmくらいの、長方形の2枚貝です。右の写真は、ランブラス通りにある市場でみつけたもの。魚屋さんの照明のせいで、ちょっと赤っぽく写っています。

数十本をゴムで束ねて売っているのですが、貝から、びろ〜んと足が出ているのが、なんとも……(汗)。

日本でもこの貝は生息してるそうですが、ほとんど市場には出てきませんよね。
輸送が難しいとかの理由らしいけど、スペインでは魚屋で売っているのに。

これを初めて見たのは、数年前に行った、アンダルシアの市場でした。

うわあ、何これ〜?!
こんな貝、見たことない! どんな味するのぉ?

早速、ためしに半ダース買って、うふふ、お味見、お味見。
料理法がわからなかったけど、ま、貝なんだから、アサリの酒蒸しの要領で
いいんじゃないの?

フライパンに白ワイン少々入れて、蓋をして、蒸すこと数分。貝が口を開けた
ところで、ちょいときざみパセリなんか散らすと、見栄えもよろしくて。

食べてみると、いや〜ん、めちゃおいしい!
お味は当然ながら、アサリとか、ハマグリとか、そういう感じ。

ただねえ、この貝の形がねえ、リアルにそっくりなんですよお……。
何に、って、あのう、子供のオチンチンに。

いたいけな坊やのそれを、びよ〜んと引っ張って伸ばした感じ。
そんなものを、バクバクと一人で6本もたいらげてぇ。
罪の意識はないんかい、自分?

と、まあ、こういう経験があって、味をしめていたので、バルセロナで、タパスの
メニューにあったマテガイを、嬉々として注文しました。焼いたマテガイ

出てきたのは、グリルで焼いた10本。それに、オリーブオイルと、みじん切りのニンニクとパセリがかけてある。

一口食べて、ガッカリ!
ダメじゃーん、こんなの!

焼きすぎて、これじゃまるでゴムみたい。それにニンニクが効きすぎて、
デリケートな貝の風味が飛んでます。
おーい、シェフ、あたしが教えてやろうか、調理の仕方。

ガイドブックに載ってたレストランだったんだけどネ。
ま、こんなハズレもありますわ。



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2008年10月09日

ガウディ邸

ガウディ邸
バルセロナにある、ガウディの7つの建築が世界遺産に登録され、スペインの天才建築家と呼ばれるガウディですが……

じゃあ、天才建築家が住んでいた家は、どんなん? そんな興味を持って、グエル公園の中にある、ガウディ邸に行ってみました。

サモンピンクの派手な外壁のお屋敷は、博物館として一般公開されています。
そして、ここで、ガウディについての発見がありました。

この屋敷には、彼がデザインした、アールヌーボーの豪奢な家具など、展示
されているけれど、でも、それは、彼が使っていたものではないのです。

あれは、クライアントの屋敷で使われていたもので、実際のガウディの暮らし
ぶりがうかがえるのは、寝室と書斎でした。

ガウディの寝室ほとんど当時のままに、保存されているそうですが、その質素なこと! 寝室にあるのは、木のベッド、椅子、そしてイコンとお祈りのための台。

しかも、この家は、自分で建てたものでも、デザインしたものでもなく、彼の協力者が建てて、ここに住むように説得してくれたのです。 

それでも、最終的にはこの家を出て、サグラダ・ファミリアに住み込んで
仕事に没頭します。

1926年に、路面電車に轢かれるという事故に遭い、重傷を負います。
晩年は身なりに気を配ることもなかっため、浮浪者と間違われて、手当てが
遅れてしまいました。

事故から3日後に、亡くなりました。73歳でした。遺体は、今も、サグラダ・
ファミリアで眠っています。

無欲でストイックな人間性を感じさせる、あの寝室を見て、あらためて、
ガウディの伝記を読んでみたいと、興味が湧いてきました。



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2008年10月08日

ストリート・ミュージシャン


バルセロナの街を歩いていたら、あら〜ん?
あれは……

聞こえてきた楽の音に、「おお、懐かしい〜!」と、思わずう〜っとり♪ 
うっとりしながらも、ちょっとオドロキでした。

だって、ストリート・ミュージシャンが、「愛のロマンス」をギターで演奏して
いたんだもの! こんなお古な曲、いまどき聞けないよ。

若い方はご存知ないでしょうけど、昔、「禁じられた遊び」という
フランス映画がありました。

で、そのテーマミュージックに使われたのが、あの、哀しくも美しい
名曲「愛のロマンス」。

なんでも、あの映画の撮影に予算を使いすぎて、サウンドトラックに使う
制作費がない。オーケストラが使えないので、ギター1本で弾けるこの曲に
なったのだとか。

あの映画から何十年、もう、ずいぶん長いこと、日本でもイギリスでも、
この曲を耳にすることは、なかったのです。

ところが、バルセロナに滞在した1週間のうちに、3回も、街でこの曲と
出会いました。

最初は、カテドラルの前でのギター演奏。次は、地下道で、おっちゃんの
アコーディオン演奏。そして、グエル公園でのギター。

えー? スペインでは今どき、「愛のロマンス」が流行ってんの?
ひょとして、リバイバル?

一瞬、そう思ったけど、よく考えたら、あーっ、そっか、これはスペイン民謡
だった。民謡だったら、イタリアの「サンタルチア」みたいなもんで、
流行(はやり)すたれもないわけか。

それにしても、うー、懐かしい。
ギタリストのナルシソ・イエペスがアレンジして、大ヒットしたんだっけ。

ギターでこれが弾ける男の子は、モテました。ブサイクでも、モテました。
女の子が「弾いて、弾いて」って寄ってきたもンです。

当時、この曲を弾きたいがために、ギターを始める人が多かったそう
ですが、何をかくそう、わたしもそういうミーハー・ギタリストの一人で
ありました、アハハ。

練習しましたよぅ、指がマメだらけになってネ。だから、今でも、たぶん、
途中までなら弾けるんじゃないかな。

でも、なにしろ、動機がそういう不純なもんだから、クラシックギターを
ちゃんと学ぶこともなく、いつのまにやら弾かなくなったけど。

今、イギリスにいて、後悔してます。ピアノでも、ギターでも、もっとちゃんと
やっておけばよかった。

だって、音楽は世界共通語ですから。
言葉を超えて通じ合えるもの、それが音楽ですもの。



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2008年10月03日

ガウディ

バルセロナといえばガウディ、ガウディといえばバルセロナ、というぐらい
この二つは切っても切れない関係にありまして。

で、わたしは建築に関してはよくわかんないんですが、わかんないなりに、
彼の建築を、「いやあ、それはちょっとやりすぎちゃう?」と、引いていた
のです。
casa-batllo-01.jpg
だって、右の写真のカサ・バトリョという家なんて、まるで、ゆがんだレンズを通して見たディズニーランドだし。

1883年から115年も工事が続いているサグラダ・ファミリア聖堂も、「なんじゃ、あのトウモロコシは」なんて思ってました。

東のファサードなんて、ゴシックの装飾が、高熱でドロドロに溶けてしまった
ような、もう、わやくちゃな火事現場みたいだし。

ところがっ!
実際にそれらを見たら、後頭部を金属の洗面器でパッカーンとやられた
ような衝撃で、頭の中にあったそんな考えは、たちまち霧散してしまいました。

サグラダ・ファミリアって、偉大……。
思っていたよりも、ずっと、巨(おお)きかった。

内部は、まだ工事中のせいか、それほどの威圧感はないけど、あのトウモ
ロコシのような塔に上がって見下ろすと……、

一人の人間がこれだけのものを創るということに、くらくらとめまいがしました。
(これは、わたしの高所恐怖症のせい、という説もある?)casa-batllo-02.jpg

カサ・バトリョにしても、内部を見ると、また印象が違ってきます。海をテーマとしたインテリアの独創性には、やはり感嘆するしかなかったのです。

というわけで、ガウディの想像力、創造性に圧倒された、バルセロナでありました。



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2008年10月02日

バルセロナ

日本はすっかり秋らしくなったそうですが、いかがお過ごしでしょうか?
わたしはバロセロナから帰ってきて、体調崩して寝込んでしまいました。

で、バルセロナですが――

うんっ、えかった〜♪

わたしにとって、旅の醍醐味ってのは、もちろん観光もあるんですけど、
地元の人々の暮らしを見たり体験したりすることが、大きなウエイトを
占めています。

だから、たいていアパートかコテッジを借りて滞在します。地元の市場へ
買出しに行ったり、近所の居酒屋や大衆食堂で食べたり、てなことが
めちゃ楽しい♪

今回、わたしたちが借りたアパートは、バルセロネータという地域で、
ビーチからは100mほど。父ちゃんは連日、泳ぎに行ってました。
バルセロネータのビーチ
右の写真がそのビーチなんですが、行ってみて、はっは〜ん、よぉ〜くわかりました、なぜ彼が連日泳ぎに行きたがるか。

このビーチ、トップレスの女性が多いんですよ。おそらくここに限らず、ヨーロッパのビーチでは、年々トップレスが多くなっているように思いますが。

バルセロネータでは、5〜6階建ての、うーん、日本式に言えばマンションなんでしょうけど、フランス式にアパルトマンと言うほうがしっくり来る、そういう集合住宅ばかりです。
アパートの階段
しかも、古いアパートが多くて、エレベーターがないのです。で、わたしたちの部屋は4階。

毎日、観光に出かけて、疲れて帰って来ると、4階まで80段ほどの階段が待っているわけです。

さあ、こっからエベレスト登頂だぞぉ〜! と、無理やり気合を入れて。でも、足並みはえっちらおっちら、息づかいはハアハアと乱れがち。いやあ、おかげさまで1週間、毎日、ええ運動させてもらいましたわ。


リビングルーム右の写真は、ダイニング兼リビングルームです。2LDKだけど、日本並みに狭いです。右に見えるフレンチウインドウからバルコニーに出て、そこに洗濯物を干します。

でも、物干しはバルコニーの手すりの外側(!)に設置してあるので、うっかり洗濯物を下に落としたらどうしょう! とヒヤヒヤでした。

なぜ手すりの外側か、ってことですが。バルコニーに自転車を置いたり、椅子を置いたりして、物置兼ベランダとして使われているので、洗濯物はじゃまになる。

と、まあ、そういうことで、たいていのフラットで、洗濯物はバルコニーの外に干してます。だから、通りを歩くと頭上に洗濯物がヒラヒラ〜、ヒラヒラ〜。



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