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2010年03月17日

笑う飛行機

わが家から、車で10分ぐらいのところに、ちっちゃな可愛らしい空港があります。それは、もともとイギリス空軍の基地だったもので、今は民営になっていますが、貨物専用です。

で、これがまあ、笑っちゃうくらい、ぽよよ〜んとした、のどかな空港なんです。どれくらいのどかかというと、空港の地面は滑走路以外はほとんどど芝生で、そのど真ん中を、一般道路が東西に突っ走っています。

道路の北側は、飛行機が離着陸するエリアで、南側は修理などのドック(と言うのかしらん?)になっています。

修理が必要な飛行機は、北のエリアから、一般道路を横切って南のドックに行くので、道路には踏み切りのような信号機があります。しかも、つい数年前までは、道路と空港を仕切るフェンスさえなかったのです。

そんなのどかな空港で、こんなのどかな飛行機を見かけました。
ね? 笑っているように見えるでしょう?

スマイル飛行機

この飛行機も、道路を横切って南に移動して、芝生の上で修理を受けています。で、その修理もまた、ぽよよ〜んモードで行われるらしくて、このように機首の部分をちょっと開けたままの状態で、もう、数ヶ月も放置されています。

その前は、別の飛行機が、胴体をエイヤッと真っ二つ、ブツ切り状態で、金太郎飴のような切り口が、野ざらしで半年ぐらい放置されていました。

な〜んか、営業してるんだか、してないんだか、よーわからん、みたいな空港ですが、敷地内には、第二次大戦で使われた戦闘機を展示した小さな博物館もあるし、マニアの人にとってはかなり魅力的です。

ちなみに、空港の名前は、「ケント国際空港」(どんだけ名前負けしとんねん)。われわれ地元民は、村の名前で、「マンストン空港」と呼んでいます。


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2009年04月04日

キザ

先週、うちの父ちゃんと出会ったころ、喫茶店で、ワーズワースの詩を暗誦してくれた話をしました。

これを日本の男友達にすると、たいてい、「ケッ、キザな野郎だ。よくやるよォ」なんて反応が返ってきたものです。

だから、きっと男性の読者さんは、そう思われたんじゃないでしょうか。でも、これぐらいのことで「キザ」なんて言ってたら、西洋の男性は皆、とんでもないキザ男くんになってしまいます。

わたしが初めてイギリスに渡ったのは、すでに30代半ばだったので、西洋人男性へのあこがれはなかったけど、その後、ここで暮らして、日本人とは違う、西洋人男性の素晴らしさを発見しました。

それは、女性を年齢で判断しないこと。日本では、女性は若くないと女として扱ってもらえない、みたいなところがあるけれど、ここではそうじゃない。

(もちろん、イギリス人男性だって若い女性が好きですよ。でも、日本ほど偏向していない、という意味です)

そして、女性に年齢を聞くことは失礼なことだから、誰からも歳を聞かれることはない。

そういう社会で長年暮らして、そういう心地よいコンセプトにどっぷりと漬かっていたら、あれは、2,3年前かなあ、日本人男性の言葉に仰天したのです。

ロンドンに住むわたしの友人(40代の日本女性)が、ある日本企業のイベントのコーディネイトを、請け負いました。

ロンドンでのイベントが無事に終わって、打ち上げの飲み会で、代理店の日本人中年男性が、お世話になった彼女のことを「ババア」と呼んだのです。

お酒も入って、うちとけて、気がゆるんだのでしょうが、とんでもないことです。なんて失礼な! と、わたしは自分のことのように腹が立ちました。

わたしが日本で暮らしていたなら、そこまで腹立たしくは、思わなかったかもしれません。

なにしろ、日本では、女性は20代後半になるともう、「おばさん」で、40代になると「ババア」と呼ばれるんだもの。

でも、イギリスでは、中年女性に対するそんなハラスメントはないので、「ババア」と呼ばれることに、わたしたちは免疫がないのです。

あーあ、これだから、日本人男性って、国際人になれないのよぅ。
(もちろん、洗練された日本人男性も、いらっしゃいますけどネ)

おーっと、話が横道にそれちゃった。
今回ご紹介したかったのは、そうじゃなくって、わたしが見た、西洋男性のキザっぷり。

いやはや、西洋の男性には、日本人には絶対にないタイプが、いるもんでございます。

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http://english-life-essay.seesaa.net/article/116687617.html



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2008年05月31日

イギリス人の皮肉


さてさて、きのうの続きですがーー

ロンドンの学校で、遅刻してきたNさんが、「I’m sorry I’m late.」と言って
謝ると、先生がこう言いました。

「おやまあ!sorryなんて。君がお金を払って受けている授業だから、
損するのは君だからいいんだよ」

あのねえ、これはねえ……アレなんですよ。
むふふふ、これぞ、まさしく English sarcasm !

聞いたこと、ありませんか? English sarcasm(イギリス人の皮肉)という
言葉。イギリス人はムッとしたときや、怒ったときに皮肉で対応する。

たとえば、相手にとってよけいなことしたみたいなんだけど、Thank you very
much ! って言われたから、「ああ、怒ってないんだ、よかった」と、ホッとした。

ところが、じつは怒ってて、Thank you very much ! は痛烈な皮肉だった、
なんてね。

もちろん、これはステレオタイプとして言われていることだから、イギリス人
全部がそうだという意味じゃないですよ。そういう人が多い、ということで。

いつだったか、雑誌を読んでいたら、海外で英語教師をしているイギリス人に
対するアンケート調査の結果が載っていたのです。

「イギリスをなつかしく(恋しく)思うものは何か?」という問いの答えで、1番
多かったのが、マーマイト。

2番は忘れてしまったけど、3番目が、このEnglish sarcasm だったんです!
だから、「イギリス人は皮肉がお好き」と思ってよさそうです。

ちなみに、マーマイトってのは、ビールの酒粕を原料にしたイーストスプレッドで、
トーストに塗って食べます。

色が真っ黒で塩辛くて、わたしは苦手。でも、栄養価はバツグン!
わたしの日本人の友達でこれが好きという人が2,3人いるので、慣れれば
美味なんでしょう、きっと。




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2008年05月27日

お葬式のお棺が……


先日、親戚、といってもそんなに近い親戚じゃないんですけど、お葬式が
ありました。

76歳で亡くなったおばあちゃんなんですが、土葬で、とても簡素な式でした。
参列者全員が、教会じゃなくて、直接墓地に行って、牧師さんがお別れの言葉や
お祈りをして、埋葬して、ハイ、おしまい。

普通は教会で式を行うんですが、そういう簡素なやり方もできます。教会で
やるにしても、焼香がないので、日本のお葬式よりは短いと思います。

で、そのときのお棺が……

なんと、ダンボールだったんです!

聞いたことありますか? ダンボールのお棺って?
日本の週刊誌で、最近は「エコロジー葬」とかで、普及しつつあるみたいな
記事を読んだことがあるけど。

なんでも、1回の火葬で使う灯油の量が半分に、発生する有害ガスの量も、
約3分の1に抑えることができるそうで。

でも、イギリスは、まだまだ伝統的な土葬も多いですから、環境のことよりは、
コスト削減が主な目的のようです。

うちの父ちゃんは、「僕のときは火葬で、お棺はダンボールにしてね」と、
2,3年前から言ってました。

理由は、燃やしてしまうものにお金をかけんでよろしい、というケチな
根性でして。

そのときは、うーん……と思いました。
だって、そりゃ、本人の意思なんだから、いいよ、ダンボールでも。

だけど、兄弟親戚はどう思う?
わたしは、夫のお棺さえもケチる鬼嫁だと思われるじゃないの!

でも、今、もしわたしが死んだら自分のお棺をどうするか、って考えたとき
「ま、ダンボールでもいっか」って気持ちです。

遺体は魂の抜け殻だし、どうせ燃やすんだし。

わたし、年々、ものに対するこだわりが薄れていってるんですけど、これって、
イギリス人の影響かしらん……?



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