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2010年10月08日

出世と幸福

先週、日本のサイトを見ていたら、こんなニュースが載っていました。
【若手サラリーマンの出世予想、4割は「係長より上は無理」】

『R25』が独身サラリーマン500人に、自分がどこまで出世できると思うか調査したところ「ヒラのまま」と答えた人が23.6%で、ほぼ4人に1人。

「係長クラス」が14.8%で、「係長以下」どまりと予想する人が38.4%にものぼった。

この結果を見て思ったんですけど、でも、ヒラのままじゃいけない? 係長止まりじゃだめなの? 出世が幸福に直結するわけじゃないから、人それぞれの人生、それで良いのでは?

たまたま、そのとき、アラン・コーエンの「今日から人生が変わるスピリチュアル・レッスン」という本を読んでいて、タイムリーにもこんな話が載っていました。

そのパラドックスな堂々巡りに、わたしゃ一人で大笑いしてしもた。でも、まさしく「幸福とは何か?」を象徴するエピソードです。長いので、手短に端折ってご紹介しますね。


                ◇    ◇    ◇


ハーバード大学で経営学の学位を取った、アメリカ人のビジネスマンが、メキシコの海辺の村にやってきて、一人の漁師に出会います。

漁師の小舟には、大きなマグロが数匹。これを見たビジネスマンが、話かけました。
「もっと沖に行って、もっと魚を獲ったらどうかね」

「今さし当たって、家族を支えるにはこれで十分なんだ」
「だが残った時間で何をするんだね」

「遅くまで寝て、ちょっと魚を獲って、子供らと遊んで、妻とシエスタをして、村に歩いていって、毎晩ワインを飲んでは男友達とギターを弾くんだよ。私は充実した忙しい日々を送っているんだよ、セニョール」

それを聞いたビジネスマンは、漁師にアドバイスします。
もっと漁に時間をかけて収入を増やし、そのお金で大きな船を買うといい。そこから出た利潤で、船を増やしていき、船団を持つ。

そして、缶詰工場を開き、加工、製品、流通をコントロールする。
すると、この村を出てメキシコシティに移る必要が出てくる。

それから、将来的にはニューヨークへ行って、自分の会社を経営し、株の公開をして、株を売り、何百万ドルも儲けるのだ。
「何百万ドルもかい、セニョール。で、それからどうなるんだい?」

「そうすればお前は、引退できる。そうしたら、海岸の小さな村に移り住んで、朝寝をし、ちょっとだけ漁をして、子供らと遊び、妻とシエスタをし、夕方には村に行ってワインを飲み、男友達とギターを弾くんだよ」


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2010年02月03日

メソポタミア

きょうは節分ですね。
そして、パンパカパーン!!英語のメルマガも、なんと700回を迎えました! 

記念に、何ぞせにゃいかん、と思いつつも、あれ? 500回のときに何かやったかな?、と思い返してみるに……

な〜んも記憶にない。どうも、記念イベントを何も思いつかんかったらしい。500回でさえスルーしたんだから、中途半端な700回は、ま、いっか。

と、一人で勝手に盛り上がったものの、すぐさま盛り下がってしまった今日この頃でございます。

明日は立春といえども、まだまだ寒さは続きます。トルコも寒いだろうなあと、寛平さんのアースマラソンのサイトに行ったら、「メソポタミア文明発祥のユーフラテス川の前でゴール!!」とありました。

れれっ? ユーフラテス川って、トルコにも流れてんの?
と、地図を引っ張り出すと、あっら〜、ユーフラテス川とチグリス川は、どちらもトルコに源を発して、ペルシャ湾に流れ込んでるんだ、へ〜え。

メソポタミアといえば、そう、思い出しますギリシャの島。
5年前にクレタ島へ旅したとき、レンタカーで、ラシシ高原に行きました。(ウシシ高原ならうれしいぞ)

途中、メサ・ポタミという小さな村を通ったら、父ちゃんが、
「ギリシャ語でメサは中、ポタミは川という意味なんだよ」
と、お得意の、一銭にもならん語学知識をひけらかして、解説を始めました。

ふーん、じゃ、ここは中川村ってことだね。
中川家なら、メサポタミ・ファミリーか?(礼二の車内アナウンス、好き!)

「メソポタミア文明のメソポタミアは、この、メサ・ポタミというギリシャ語から来てるんだよ。チグリスとユーフラテスの、二つの川の中間で栄えた文明、ってことで」

「ちなみに、ヒポポタマス(カバ)は、ヒポが馬、ポタマスが川という意味」
あっ、そっかぁ、だから日本語で「河馬」と書くのかぁ。
河馬の由来がギリシャ語だったと学んだ、クレタの旅でした。


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2009年08月21日

海外体験

前回、わたしの友人Sさんの娘、24歳のMちゃんが、マンションを借りるに当たって、警察に聞き込みに行ったというお話をしました。

そのあと、いよいよ引越しの段になって、彼女は、見積もりするとお米が1kgもらえるという引越し業者に見積もりを頼んで、お米をもらいました。

そして、業者と交渉して料金を値切り、きれいになっている部屋に、さらにバルサンをたいてから入居したそうです。

Mちゃん、アンタ、どんだけしっかり娘なんや〜!
もう、ほうっておいても大丈夫。親御さん、心配いりまへんえ。

こういう女の子ってのは、一番上のお姉ちゃんで、幼い頃から、働いている両親を助けて、弟や妹の面倒をみてきた、そういう家庭の子。

と、思うでしょう? ところが、どっこい、ちゃいますねんわ。
じつは彼女は、両親の愛情をたっぷり受けて、何不自由ない家庭で育った一人っ子、お嬢さんです。

そのお嬢さんがなにゆえに、こんな頼もしい、ちゃっかりしっかり娘に成長したかというと、もちろん、持って生まれた聡明さに起因するでしょう。

それに加えて彼女は、これまでに、トータルで32の国と地域に及ぶ旅、そして、短期および長期の留学を経験しています。

その旅は、決して贅沢なものではなく、ユースホステルで自炊したり、移動で早朝フライトの時は、前夜に空港内のベンチで寝ることもありました。

そして、大学を1年休学して、アイルランドに留学したときに遭遇した、さまざまなトラブル。それを自力で乗り越えてきた体験が、Mちゃんをさらにたくましくしてくれたようです。


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2009年08月19日

部屋を借りるとき

先週は、まことに勝手に、予告もなく、自主的にお盆休みとさせていただきましたが、あなたのお盆休みはいかがでしたでしょうか。

ところで、先日、ほ〜う、と、ひどく感心することがありました。それは、兵庫県にいる友人Sさんの一人娘、Mちゃんのことです。

ずいぶん前、わたしはある新聞に「風だより・イギリスから」というコラムを連載していて、それを読んだSさんという女性から、お手紙をいただきました。

以来、文通が続いて、1995年の夏に、SさんがMちゃんとふたりでイギリス人の友人を訪ねて渡英したときに、ロンドンでお会いしました。

そのときに一緒に撮った写真が、わたしのアルバムに貼ってあるのですが、その写真を見ると、当時、Mちゃんは小学4年? 5年生かな?

母娘二人旅で、さぞかし不安だろうと思いきや、「この子が意外と頼りになって、助けてくれるんですよ」と、Sさんはニッコリ。

あれから、14年。大学を卒業したMちゃんは、社会人となって一人暮らしをしています。

小学生の頃から、Mちゃんはしっかりした子供だったけど、つい最近、Sさんから、こんなメールが届きました。

「ちゃっかり?しっかり?のMは、家賃の安いマンションを見つけたようです。今のマンションは、JR沿線で、家賃は5万円。次のところは南海沿線で、2万9千円だそうです。契約前には、警察に行って、治安の面など聞き込みもしたそうです」

「契約前に警察に行って聞き込みをした」!
ここ、ここなんです、わたしがひどく感心したのは。

それって、大正解じゃないですか。だって、いまどき、家賃2万9千円のマンションなんて、怪しさ満開!家賃が安いってことは、それなりの理由があるわけでしょ?

部屋は物件を見ればわかるけど、地域の環境まではわかりにくい。でも、そこで実際に、わざわざ警察に聞き込みに行く若い女の子って、少ないと思います。

でも、これは素晴らしい生活の知恵です。
さすがは、しっかり者のMちゃん!

特に、女性の一人暮らしなら、部屋を借りるときに、近くの交番に行って、その地域の環境など確認しておくことは、心得ておくべきかもしれませんね。


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2009年06月26日

天使という名前

きのう、エンジェルのお話をしたら、読者さんから、「エンジェルが、大人の天使のことだとは知らなかった」というメッセージが、いくつか届きました。

わたしたち日本人にとって、天使という言葉から来るイメージは、エンゼルパイのエンゼル、もしくはキューピッドですよね。

そもそも、キリスト教での天使とは、聖典や伝説に登場する神の使いのことで、神と人間との間に位置する霊的な存在と考えられています。

よく名前を知られているのは、大天使ミカエルやガブリエルで、宗教画では凛々しい男性の姿として描かれています。衣装も、王様のような豪華なものも。

だから、西洋人にとって、宗教画のミカエルやガブリエルなどの男性像が、天使のイメージとしてあるようです。

でも、宗教を離れた天使の姿としては、白い翼を持つ、白いロングドレスの大人の女性像が一般的だと思います。もちろん、必ずしも白とは限りませんが、長い髪の美しい女性として描かれることが多いです。

で、スペイン系の男性に、アンヘル(Angelと書いてアンヘルと読む)という名前があるそうです。

男性なのに、どうしてそんな可愛らしい名前をつけるんだろう? と思ってしまいますが、天使が大人だとわかれば、大天使ミカエルなどに通じる、立派で雄雄しいイメージも見えてきて、納得です。

英語では、エンジェルから来る名前は、男性はないようですが、女性は、アンジェラ(Angela)、アンジェリカ(Angelica)などがあります。


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2008年06月20日

サマータイム Part 2


わたしは夫のことを、メルマガ誌上で「父ちゃん」と呼んでおりますが、「ワンコオヤジ」と
呼ぶこともあります。

それは、大きな声では言えませんが、(したがって、小さな声で言いますが)、
うちの父ちゃんは犬だからであります。

とにかく外に出るのが大好きで、「お散歩」という言葉を聞いただけで、耳が
ピクンと立って、尻尾を振ります。(ホントよ)

で、先日、夕方の6時ごろだったかな、海岸までワンコオヤジと
お散歩に行きました。

ビーチに着くと、あら〜〜ん?

えーっと、今日って、バンクホリディ(国民の休日)だっけ?
と、思わず彼に聞いてしまいました。

だって、イギリス人ファミリーの皆さんが、海水浴に来てらっしゃって、
ビーチが、結構にぎわっているんだもの。

6月の、休日でもない平日の、夕方6時だよ。
わたしたち日本人が、そういう時に家族連れで海に行く?

まあ、こちらでは、きっちり5時に仕事を終える、ってのもあるんでしょうけど、
仕事を終えたお父さん、お母さん(イギリスは共稼ぎ多いですから)が、

子供を連れて、夕方からお弁当(夕食)持って海水浴に行く。
(大人は日光浴だけど、子供は海に入ってた。うー、さぶっ!)

日本人だと、たいていは、仕事終わったら、晩ごはん食べて、ゴロリと横に
なりたいじゃないですか。そんでもって、テレビでも見て、休みたいじゃないですか。
それが、普通じゃないですか。

ところが、こっちは、夕方から夜にかけての時間がやたら明るいから。
その時間の行楽のために、サマータイムがあるんだあ……。

そっか、1時間繰り上げて、余暇を楽しむって、こういうことだったのね。
と、イギリス在住15年目にして、非常に納得した出来事でした。(←遅すぎるっちゅーねん)

それにしても、平日に仕事の後で行楽に行く、そのバイタリティというか、
肉食動物のスタミナというか……。

いや、だって、遊ぶにも、体力いりまっせえ。
うーん、なんだかスゴイなあ……。

と、たくさんのファミリーが、元気にサマータイムを楽しんでいるのを見て、
ひとり感慨にふけったのであります。



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2008年06月19日

サマータイム


もうすぐ夏至ですね。
イギリスは今、サマータイムってこともあって、日が長いのなんのって。
ここんとこ、日没時間が、午後9時20分ぐらいです。

わたしネ、初めてイギリスに来た頃、サマータイムってのが、何のために
あるのか、さっぱりわかりまへん状態だったんです。

だから、「夏はやたら日が長くなるから時間を1時間ずらすのだ」と聞いて、
はっはーん、一時間遅らせるんだな、と思ったの。

だって、そんなに日が長いんなら、時計を1時間遅らせて、朝ゆっくりしても、
夕方はまだ太陽が出てるから、大丈夫。だから皆でゆっくりしましょ。( ←
ひたすら朝寝坊をしたいがための発想、という意見もある)

てなことを考えてたら、どっこい、そうじゃなかった。
逆なんだね、発想が。

やたら日が長いんだから、1時間早く繰り上げて、学校も会社も
1時間早く終われば、まだお日様カンカン照っている。

そうしたら、

そうしたら、 

まだまだ外で 遊べるッ!!!

つまり、全国民が、全国的に早仕舞いして、余暇を楽しみましょう! ってんで、
春に、全国民が、「せーの!」で時計を、全国的に、1時間進めるわけです。

わたし、ここに10年以上いるけど、なんとまあ、つい先日、発見したのです。
「ああ、これがサマータイムというものなのか」と。

今頃になって大発見、というニブちんのお話は、また明日〜。



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2008年05月16日

西洋人の汗腺


きのう「外人は汗腺が少ない」って話をしました。わたしはそう聞いていた
ので、じつは長い間、

「ああ、だ〜から外人って鈍感なんだ。冬にノースリーブなんか着て、寒さも
わからないなんて、どんだけニブイんだぁ」などと、失礼なことを思ってました。

ところがっ!
これは、まったく逆なんだと、メルマガの読者の方が教えてくださいました。

以下、解説を引用しておきますので、きのうの話は、きゃ〜、お願い、
なかったことにしてちょうだいませぇぇぇ!

          ◇     ◇     ◇

汗腺には、アポクリン腺とエクリン腺があります。アポクリン腺は、わきの下などの
特定の部分にあり、エクリン腺は、全身の皮膚どこにでもあります。

つまり、体温調整のための汗腺は、主にエクリン腺です。
このエクリン腺が、コーカソイド(要するに西洋人)は、非常に多い。

これに対して、アジアの人種は、極端に少なくなっています。
つまり、西洋人のほうが体温調節機能に優れているわけです。

だからこそ、西洋人のほうが、大幅な気温変化にも即応できるのです。
アジア人は、寒いときも暑いときもエクリン腺の働きがさほど大きくは変わらない
ので、寒ければ温かい服を、暑ければ涼しい服を着ざるをえないのです。



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