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2010年02月25日

ウインク (2)

もしも、西洋人男性にされるウインクのすべてが、「ストライク!まだイケまっせえ」の意味であれば、「うほほ〜い!やったぁ!」てなもんやけど、でもなあ、どうも違うような……。うん、なんか違うんだよねえ。

だってバルビゾンのカフェでも歯医者でも、わたしはスッピンでジーンズにトレーナー、このまま芋堀りでもドブ掃除でも行けまっせえ! という格好で、色気には最長不倒距離の位置にいたのでありますから。

西洋人男性のウインクには、ピンクのハートマークだけでなく、それとは関係ない何か別の意味もあるのでは?、ということは、イギリスに来て以来、感じていました。

そんなある日、うちの父ちゃんが、腕を骨折して入院しました。そのとき、彼の友達のモリスに大変おせわになったのです。そして、あの不思議なウインクの謎が解明できる出来事が!

モリスは、父ちゃんの入院中、カンタベリーの駐車場に置いたままになっていたうちの車を取りに行ってくれたり、父ちゃんがボランティアでやっている仕事を肩代わりしてくれたり……。

だもんで、彼が病院に見舞いに来てくれたとき、わたしはあらたまって、丁寧にお礼を言ったのです。

Thank you very much. だけじゃなくて、 助けてもらって本当に感謝しているという気持ちを、心をこめて伝えました。

そしたら!
「いいんだよ、そんなこと」と言って、片目をパッチン!

モリスは、今は退職しているけど、元大学教授で、3人のお孫さんのいるお爺ちゃんです。その彼がわたしに対してしたウインク、しかも奥さんの目の前でした片目パッチンは、明らかにピンクのハートとはまったく別のものでした。

そのとき、ハッと気づいたのです。
そのウインクは、照れ隠しなんだと。

丁寧にお礼を言われて、「いいってことよ、気にすんなよ」と頭をポリポリかきながら、照れちゃうなあって、そういうシチュエーション。

ほうらね、西洋人男性のウインクには、色気だけじゃない、別の心理的要素もあるのです。へーえ、彼らは照れくさいときにも、ウインクするんだぁ。 

というわけで、ひとつの要素は解明されたけど、でも、これではあのバルビゾンのおっちゃんや、歯医者のウインクにはあてはまらないよなあ……。

わたくしは今後とも引き続き、西洋人男性片目パッチン不可思議習性について、深い学術的考察を重ねていく所存でございます。


【注】 西洋人男性が皆、ウインクするということではありません。もちろん、しない人もいるし、まれに女性でする人もいます。


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2010年02月24日

ウインク (1)

イギリスで暮らして17年になるけど、いまだに、ようわからん摩訶不思議なことが、いろいろとあるんですが……。

そのひとつが、西洋人男性のウインクです。もちろん、ナンパ男が若いお姉ちゃんにするウインク、これならわかる。

ところが、そうじゃないウインクがあるのです。わたしのようなオバハンに対するウインクは、ナンパ系とは無縁です。ならば、その裏にどういう意味があるのか……。

たとえば、フランスに行ったとき、バルビゾンのカフェで父ちゃんとお茶してたら、隣のテーブルの労働者風、ちょいとメタボなおっちゃんが話しかけてきました。

わたしはフランス語がわからないので、会話はもっぱら、おっちゃんと父ちゃんの間で飛び交ってました。

お茶が終わって店を出るとき、わたしが「Au revoir (さよなら)」、と言ったら(挨拶だけなら、なんとかイケます)、おっちゃんは、「Au revoir 」 と返して、パチンとウインク。
な、なんやねん、あれは……?

ちなみに、バルビゾンといえば、あのミレーの傑作「晩鐘」や「落穂拾い」の舞台となった村ですが、いやあ、行ってみてガッカリ。

どこにでもあるただの田舎で、まあ、今の時代、当然といえば当然なんですが、バルビゾン派の絵画の雰囲気は、跡形もなく消えておりました。

さて、もうひとつ、不思議なウインクの例を挙げると――
いつぞや、歯医者に行って、あと一回予約が必要だと言われたので、帰るときに、「あと一回予約取るんですね?」と確認したのです。

すると、その中年の歯医者さんは、「そうだよ」とうなづいて、片目をパッチン。うーん、何なんだ、あれは。

そっか、西洋人男性というのは、やたら眼にゴミが入る人種なんだ!―― んなわけ、ないか。

じゃ、何なんだ、あれは。わたしのような東洋のオバハンには、限りなく意味不明な習性であります。


【注】 西洋人男性が皆、ウインクするということではありません。もちろん、しない人もいるし、まれに女性でする人もいます。


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2009年09月11日

薬物依存症

前回、薬物依存の話をしていて、そう、数週間前のイギリスのニュースを思い出しました。

イギリス政府はですね、なんと、ヘロインやコカインなどの麻薬依存症患者に対して、年間16億ポンド(約3000億円)の福祉手当を支払っている!

これはどういうことかというと、イギリスでは、麻薬依存が、就労できない医療状態のひとつとして、認められているのです。

だから、労働年金省は、長期就労不能給付、所得補助、求職者給付などの福祉手当を、ドラッガーに支払っている、というわけ。

はあ〜、なるほどねえ。まさに福祉国家ですなあ。と、皮肉のひとつも言いたくなります、税金を払っている側としてはネ。

全国で35万人にのぼるといわれている、麻薬依存症者。このドラッガーたちに、毎週給付金のお手当て。それって、おかしくない?

つまり、わたしたちの税金で、麻薬中毒患者を養っているってことでしょ? 麻薬やって、国からお金もらって、働かなくても食べていけるんだったら、そりゃ、麻薬やめないって。

それよりも、依存症を克服するための、治療施設を作るほうが先でしょ? 本末転倒やん。そっちを充実させないと。

今、政府は福祉改革法案を進めていて、それによると、麻薬使用者は治療を受けるか、手当支給の停止か、どちらかを選択することになるようです。

日本から来たわたしなんかの感覚だと、「何をいまさら。当然じゃん。もっと早くやれよ」って感じなんですが、どっぷりと「福祉漬け」になって、マヒしちゃって、自己責任意識を失ったイギリス国民の感情は、また違うのかもしれません。


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2009年07月24日

素足

ずいぶん前のことなんですが、このコーナーで、イギリスの女性って、特に夏になると、素足で靴を履く人が多いという話をしました。

女性だけじゃなくて、男性も、カジュアルなデッキシューズなんかの場合は、素足が多いです。

あれって、足の裏がネトネトして気持ち悪くないのかなあ、と、不思議でしょうがなかったのですが、最近になって、その疑問に対する回答が読者さんから送られてきました。

なぜ、素足で靴をはいて平気なのか……
その答えは、超シンプル!

「西洋人が鈍いから」だそうです。丁寧に詳しく説明していただいたのですが、それを要約すると、こういうことになります。

足の裏にある汗腺は、アポクリン腺で、汗がタンパク質を含むからベタベタして、ニオイも強いのです。このアポクリン腺は、西洋人にもたくさんあります。

一日中靴をはいていて、それでも匂いや不快感に気づかない理由としては、

アジア人に比べて西洋人は汗腺が多いから、かなり体が臭いのに、常にその匂いをかいでいると嗅覚がマヒしてくるので、気づきにくい。

さらに、乾燥している気候のせいで、汗などすぐに乾いてしまうので、ニオイを増強するばい菌が繁殖しにくい。つまり、臭いニオイの持続時間が短い。だから、気がつかない。

「だから、西洋人は『括弧足の裏はいつもサラサラ、靴の中はいつもサラサラ』が当たり前だと思い込んでおり、平気で素足に革靴をはくのです」

ということだそうです。
でも、西洋人があんなに香水をふりかけるのを見ると、自分が臭いから? って思ってしまうんだけど、どうなんでしょうねえ。


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2009年04月23日

カイロ

先週末、わたしのレイキの先生が、ロンドンからやって来たレイキ仲間の友人たちと共に、霊場巡りに連れて行ってくれました。

土曜日は、聖ジュードが奉られている教会、そして日曜日には、13世紀に建立された修道院。

この修道院が、寒かったのなんのって。前日に、寒いからしっかり着て来いと言われてたので、わたしは、だるまさんのように着ぶくれた上に、日本の使い捨てカイロを、体に付けて行きました。

「ほら、あったかいよ」と、友人に見せると、「日本のは、ホントいいよねえ。イギリスの、どんなのか知ってる?」

「ええーっ、イギリスにもカイロあるのぉ〜?!」
とビックリ。だって、イギリスでは、見たことがなかったので。

なんでも、「健康フェア」みたいな催し会場で、売ってたそうです。
ところが、どっこい!

そのカイロ、熱湯でゆでて使うんだって!!!
どっひゃー!

で、塩はどれくらい入れるの?
って、スパゲッティとちゃう、っちゅうーねん!

でも、パッケージには、「使用前にゆでる」という部分が、ちーっちゃな文字で書かれているのす。

だから、目をこらして説明をよく読まないと、そんな肝心なことがわからなくて、知らずに買ってしまうかも。

イギリスにいると、日本の製品がどんなに便利か、どんなにユーザーのことをよく考えて作られているかが、よぉーくわかります。

そして、それが、さらに使いやすいように、改良されていくんだよね。もう、ほんとに、涙が出るくらい、ありがたいです。

日本の方は、ヨーロッパに来ると、ブランド品などのショッピングでしょうけど、わたしたち在留邦人は、日本へ帰ると日用品ショッピングです。特に、100円ショップには、毎度お世話になってま〜す!


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2009年04月17日

日光消毒

きのう、わたしのブログで、ディケンズの元別荘だった家を見た、京都の友人から、こんなメッセージが届きました。

                 ◇    ◇    ◇

拝見しましたよ。素晴らしいですね!!
海を見下ろす丘の上にあり、前の庭は相当広い芝。

建物のてっぺんは、ほんまお城やわ!洗濯もんたくさんOKや。
お布団干しまくり!!

売りに出てるということは、一般ピーポーが購入して、普通にそこで納豆やら食べてもいいのやね。(^O^)/

                 ◇    ◇    ◇

ハイ、一般ピーポーが購入して、そこで納豆でも、ふな寿司でも、くさやの干物でも、食べてよいのでありますよ。

あの建物のてっぺんのガクガクとなっている部分、あれをバトルメントというのですが、な〜るほど、お布団干しに最適〜?!

いやあ、気がつかんかった。いやあ、日本人の発想ですなあ。
こっちでお布団干したら、近所から苦情が出まっせえ! 

お布団干すと気持ちいいし、衛生的なのに、イギリス人はご存知ない。だって「日光消毒」という言葉も、コンセプトもないですもん。

だから、わたしが、まな板を陽に当てていたら、父ちゃんが、
「普段から、こいつはちょっとオツムがおかしいと思っていたが、とうとう……」
てな眼をして、しかめっ面で見ておりました。

そもそも、イギリス人がお布団を干さないのは、プライバシーの問題だそうです。

プライベートな寝室で使うものを、外に干して、公衆の目にさらすなんて、オーマイガーッ!(← おっと、これはアメリカ人か) なんだそうです。

でも、ドイツとフランス南部で、お布団を、窓のところに干しているのを、みかけたことがあるのです。

それを見た、イギリス人父ちゃんの反応は、「あんなこと、よくやるよなあ、みっともない」。

でも、わたしは、「おー、ヨーロッパでも、日光の効用を知っている人はいるんやなあ」と、うれしくなりました。



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2009年03月27日

デジタル放送

何なんでしょう、これ?
イギリスでは今、「ジャパン・ウィーク」とか、「ジャパン・フェスティバル」とか、やってんの?

と思ってしまうくらい、ここんとこ、BBCのデジタル放送で、立て続けに、日本紹介番組や、邦画の「ピンポン」、「隠し剣鬼の爪」、「御法度」などをやってンですよ。

先週、ドキュメンタリー “In Search of Wabi Sabi “(侘び寂びを探して)」については、このコーナーでお伝えしました。

で、今週の月曜日、同じシリーズのドキュメンタリー “Fish ! A Japanese Obsession New” があったので、日本人の魚への執着を、どのように撮っているのか、どれどれ、ちょっくら拝見しましょ。

と、テレビの前に座ると、あら〜ん……?
画面がガタガタと、モザイク状に乱れて、それがしばらく続いたあげく、「この番組は見ることができません」と、文字が出たのです。

見ることができないって、ア、アンタ、そんなぁ……。
これを見るために、わざわざハーブティを淹れて、ソファに座ったわたしの立場、どうしてくれンのよう!

テクノロジーのことは、あっしにゃぁ、ま〜ったくわかりやせんが、これって、地域に関係あるの? 日本のデジタル放送でこういうことって、なかったような……。

というわけで、見たかったドキュメンタリー、ちゃーんと放送時刻にテレビの前に座ったうえで、見事に見逃しました。
こんなのって、あり〜?

そう、イギリスじゃ、こんな不条理、ありなのだっ!(怒)
つまり、イギリスのデジタル放送は、ギャンブルなのだっ!(怒、怒)

イギリスのデジタル放送って、て〜んで、あてにならない。
運が良ければ見られるが、それは、その時刻になってみないとわからないという、博打なのです。とほほ。


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2008年10月31日

中休み


きのう、チラッと、ハーフタームのお話をしたんですけど、わたしが
イギリスに来て、最初に受けたカルチャーショックが、
このハーフタームでした。

イギリスの学校も、日本とおなじように、三つの学期があって、それぞれの
学期の終わりに、夏休み、冬休み(クリスマス休暇)、春休み(イースター休暇)
があります。

ところが、イギリスでは、さらに、各学期の半ばに、ハーフタームといって、
1週間の休みがあるのです。

ええーっ?!
日本では中間テストの時期なのに、そんなの、あり?

学期半ばに、日本では必死で試験勉強をし、イギリスでは遊びほうける。
そんなの、あり?

だから、年間で、確実に3週間は、日本より授業日数が少ないわけです。
知〜らんぞ、知〜らんぞ、おバカになっても、知〜らんぞ。

ハーフタームになると、うちの庭に、よくボールが飛び込んできました。
そのたびに、

んもー、君たち、そんなに遊んでばかりいると、アホになるぞー!
ちったァ勉強せいよ、勉強!

って、真剣にそう思ってました、最初は。
でも、今は……ま、ええんちゃう? と。

人生、勉強ばっかりじゃないし。
学歴ばっかりじゃないし。

自分の好きなことを見つけて、それを極めていければ、
幸せなんじゃないかなあ。




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2008年10月30日

新聞配達


今週に入ってから、うちの父ちゃんが、朝、ちょっとイラついています。
というのも、新聞が定刻に来ないから。

今週は、ハーフタームといって、学校がお休みなんです。だから
ニュースペーパー・ボーイ、つまり新聞配達少年も、朝寝をするので、
新聞が届くのが9時半ぐらいになります。

父ちゃんは、朝食のシリアル、トーストと紅茶を食べながら、ラジオを聴き、
新聞を読み、さらに、新聞に載っている数独のパズルを何分で解くか、に
賭けている男なのであります。

だから、新聞が届くのが遅いと、朝のリズムが狂ってしまう。それで、
まだか、まだかと、檻の中のトラになって、行ったり来たりしている。

でも、普段でも、届くのは8時ごろなので、さほど早いというわけでも
ないのです。

それにしても、朝刊が9時半に届くなんて、日本じゃありえないだろうけど、
まあ、ここはイギリスでございますから。

新聞の販売店は、配達員の子供に、うるさくは言わないのでしょうね。
また、それで苦情が出るということも、ないのでしょう。

父ちゃんだって、イラついているけど、「ハーフタームだから、しょうが
ないよな」とあきらめて、販売店に電話して文句を言う、なんてことは、
しません。

そのあたりは、ゆる〜い社会で、このぬるま湯に浸かったような
ゆるさ加減……、まあ、いっか。

と、ここに10年以上暮らして、やっと思えるようになりました。
昔は、わたしも、日本のようにはいかない様々なことに、いちいち、
イライラしてたよなあ……。



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2008年10月17日

手洗い

10月15日は、「グローバル・ハンドウォッシング・デー(世界手洗いの日)」
だったんですってね。知らんかったよ、そんな日があるなんて。

英紙「ガーディアン」に載った調査結果によると、イギリス人の約3割が、
トイレの後で手を洗わないそうです。

で、ある日本の報道機関が「先進国・英国の皮肉な調査結果」と書いて
いたけど、わたしゃむしろ、その数字を見て、あら〜、案外と洗ってるじゃん、
と思いました。

だって、十数年前に、わたしが初めてイギリスに来たとき、カルチャー
ショックの一つが、イギリス人がトイレの後で手を洗わないことだった
んだもの。

女性でもそうですよ。公衆トイレで、手を洗わない人を何度も見たし、
いつぞやはカンタベリの劇場で、美しく着飾ったマダムが、手を洗わずに
出て行くのを、目撃しました。

そもそも、イギリスのトイレで、手を乾かすドライヤーが備え付けられているのは、
手拭用のハンカチを持つ習慣がないからでしょう?

ハンカチは、昔は鼻かみ専用だったようですから。もちろん、今では
ティッシュですけど。だから、イギリスって、ハンカチあんまり売って
ないですよ。

要するに、衛生観念の違いだと思うけど、ただ、こっちに長年いると、
状況によっては、ま、ええやないか、と、ずるずる〜っと流されてしまう
こともあります(こらっ!)。

厳密なことを言えば、汚れた手から物の表面に付いた細菌は、
約2〜3時間で死ぬし、大腸菌だって、腸の中でしか生きられない菌だし。

だから、トイレの後手を洗わなくても、それほど目くじらを立てることでも
ないと思うんですよ。

ただし、わたしは料理の前には必ず手を洗います(キッパリ!)。
むしろ、そっちのほうが大事でしょう?




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2008年07月04日

衛生観念

きのう、同じ町に住む日本人の友達んちに、忘れ物を取りに、ちょっと寄ったんです。
「お茶飲んでいかない?」と誘ってくれたけど、急いでいたので、
玄関先でちょっと立ち話。

「それじゃあ、またねー」と車に乗り込むと、彼女は子供を抱いて、
門の所まで出て来て、送ってくれました。

まあ、こんなの、どうってことない話なんですが。
ただ、どうってことあるのは、彼女が、玄関から靴をはかずに、ソックスの
ままで門のところまで出た、ってことです。

あーあ、Y子さん、あんたもすっかりイギリス人になっちまったねえ。
と、内心クスクス笑ってしまいました。

そう、じつは、わたしもよくやるんだ。スリッパのまま庭に出たりネ。
わかっちゃいるんだけど、ついやってしまう。

Y子さんちも、わが家も、家の中で土足は厳禁です。だって、家の中で
土足で暮らすなんて、日本人のわたしたちには考えられませんからっ!

イギリスでも、夫婦で片方が日本人の家庭では、たいていそうです。
で、やっぱり、家の中では靴を脱いだほうが楽だから、イギリス人の家庭
でも、そうする人は結構います。

ところが彼らは、一旦靴を脱ぐと、ソックスのままで外に出るんだよねえ。
もちろん、そのまま外出するわけじゃないけど、庭や家のまわりぐらい
なら、ソックスや裸足でペタペタ。

うーん、あれは履くのが面倒だから?
それとも、衛生観念の問題?

ソックスでペタペタ外を歩いてしまうわたしたちは、日本人としての衛生
観念がかなり崩れてきた、ってことなのでありましょうか。

ヤバイんだよねえ、これ。
何がヤバイって、日本人のお客さんが来たときです。

つい、いつものことで、そういうことしてしまう。
すると、お客さまは「んまあ、なんてことするの」と眉をひそめる。

あー、そんなお行儀の悪いことでは、ダメダメ、お嫁に行けなく
なっちゃう! (← 何回行く気やねん)



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2008年06月13日

謝ってはいけない

ここ連日、「It's not my fault.(わたしのせいじゃない)」ネタで、つないでおりますが、
読者さんからメールをたくさんいただいたので、もうちょっと、引っ張りま〜す。

多かった質問が、ステンドグラスの教室で、机を焦がした女性が「わたしのせい
じゃない」って言ったとき、先生のスティーヴンがどう対応したのか、
というものです。

彼は、何も言いませんでした。一言も。
そして、そのあと、何事もなかったかのように指導を続けました。
そういう人なんです、彼は。いつも穏やかで、優しくて。

で、読者さんから、こんな警告を本で読んだ、と教えていただきました。

              ◇     ◇     ◇

アメリカ人と出会い頭の衝突事故をした日本人が、お見舞いに行って、
「すみませんでした」と言った途端、それまでは、”お互い様”だった態度が、
急変して、賠償責任を追求された。

取り敢えず、”すみませんでした”と言うクセは、
欧米人に対しては、気を付けましょう。

              ◇     ◇     ◇

「事故を起こしたとき、謝ってはいけない」とは、よく聞きますよね。
謝るということは、自分に非があることを認めたってことになるから。

だから、そういう社会では It's not my fault. と言い張らなきゃいけない。
ってことなんでしょうか。



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2008年06月12日

ぼくのせいじゃない


きのうの夕方、わたしあんまり疲れたんで、もう料理つくるのイヤっ、
てなって、インディアン・テイクアウェイを取ることにしました。

アメリカではテイクアウトって言うのかな? イギリスではテイクアウェイって、
お店で作ってもらって持ち帰る料理です。

美味しいインド料理のお店が、近くにあるんですよ。それで、電話で注文
しておいて、20分ぐらいしてから、ワンコオヤジ(うちの父ちゃん)に
取りに行ってもらいました。

歩いて行ける距離なんだけど、アツアツが食べたいから、車で行って
くれました。その間にわたしはサラダを作ったり、お皿を温めたり。

帰ってきて、渡された袋を見ると、やだあ、中身がこぼれてるじゃないのオ。
わたしの好きなチキン・ティッカ・マサラは、カレーみたいなドロリとした液
なので、もう、袋の中がベトベト。

だめじゃーん、こぼしちゃあ。
と言うと、ワンコオヤジめ、こうヌカシよった。


I don’t think it’s my fault. (僕のせいだとは思わない)


ぎゃーっはっは、出ましたぁ〜! 
♪出ぇーた、出ぇーた、「僕のせいじゃない」がぁー、♪ (大幅に字余り)

うひょー、昨日の今日、このタイミングで出るとは思わなんだ。
そんなもん、夫よ、おまえのせいに決まっちょるわい!

お店のインド人の兄ちゃんはネ、毎日、料理を袋に入れてンだ。だから
持ち帰るときにこぼれないように、ちゃんと考えて、汁のあるものを底に
入れてンの。

ところが、おまえさん、車の中で、袋を水平に置かなかっただろ。
それか、荒っぽい運転したか、どっちかだ。

それなのに、お店の兄ちゃんに責任をなすりつけようとする。
何なんでしょうねえ、これって……。

こんなときでありますよ。
あー、夫はイギリス人なんだなあ……と、遠い目になるのは。



【注】 これはステレオタイプの話ですから、イギリス人全員がそうだという
ことではなく、そういう人が多い、ということです。でも、イギリス人に
限らず、全体的に欧米人は、このタイプが多いようです。




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2008年06月11日

わたしのせいじゃない

去年、ひょんなことから、ステンドグラスを習いに行くことになりまして。
で今シーズンもまた、週1回、夜に通ってるんですけど。

先週、その教室でこんなことがありました。
わたしと向かい合った机で、年のころ30代後半といった感じの女性が、
ハンダ付けをしていました。

何かの拍子に、彼女はスタンドに立てかけてあった熱いハンダゴテを
倒してしまったのです。

そばにあった紙が少し燃えたけど、火は先生のスティーヴンとわたしとで
消しました。

ところが、あーあ、スティーヴンが新しく買いそろえた机に、長さ5cmほどの
真っ黒な焼け焦げができちゃった。

そのとき、彼女は「I’m sorry」と言ったけど、そのあと、すぐに、こう
言ったんです。

I apologized but it’s not my fault ! (謝ったけど、わたしのせいじゃない!)

あたしゃ、椅子からずり落ちそうになりました。

いよっ! 出ましたっ! 
イギリス人お得意の「イッツ・ノット・マイ・フォールト」!

あんた、何言うとんねん。あんたのコテ、他にだーれも触ってないやん。
他の人は、全員が自分の席についていたんだもの。

自分が倒して、自分が黒焦げにして、自分のせいじゃない、って
どんな理屈やねん。

でもこのセリフ、イギリス人って、よく言うんだ。

It's totally, completely, utterly, absolutely, 100 % your fault !!!!!!

ってネ、あたしゃ言ってやろうかと思いましたよ、ふんとに、もう。
うん、黙ってたけどね。

まあ、おそらく、イギリスでイギリス人の職場で働いたことのある方は、
イギリス人のこのセリフは、おなじみだと思いますが……。



【注】 これはステレオタイプの話ですから、イギリス人全員がそうだという
ことではなく、そういう人が多い、ということです。でも、イギリス人に
限らず、全体的に欧米人は、このタイプが多いようです。




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2008年05月23日

一番汚いのは?


先週、日本人にくらべて白人は汗腺が多い、ということはわかったんですが、
ひとつ、不思議に思っていることがあるんです。

こちらの女性って、素足で靴をはく人が多いんです。特に暖かくなってくると。
わたしなんか、特に汗っかきってわけでもないのに、素足で靴をはくと、
足の裏がネトネトして、気持ち悪い。

つま先と足の裏だけを覆うソックスみたいなのが売ってるけど、あれを履く
人って、おばさん以上の年配の人で、若い人は履かない。

また、あるブランドの靴は素足で履くのだという話も聞いたんですけど。
で、なんでも、石田純一がソックスをはかないってことで有名みたい
ですけど、その靴をはいてるのかしら。

わたしは西洋人はあんまり汗をかかないから、素足で靴を履いても平気
なんだなと、長い間思っていたわけです。

でも、彼らのほうが汗腺が多いとなれば、靴の中で汗がこもって、気持ち悪く
ないのかしらん? それに、靴の中が不潔じゃないの?

ちなみに、昔、日本のテレビ番組で、「ウルトラアイ」だったかなあ、わたしたちの
暮らしの中で、何が一番汚いか、って調査をやったんです。

汚いってのは、つまり、バイキンの数がどれだけ多いか、ってことなんですけど。
その結果、ダントツで汚かったの、何だと思います?

それは……

公衆トイレの便座!

ブー! 違います。 あれは意外ときれいなんで、驚きでした。
ダントツで汚かったもの、それは−−

一日履いた、あなたのソックスです。




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2008年05月22日

西洋人は 体温が高い?


先週、西洋人の汗腺の話をしましたよね。
そしたら、意外と沢山の方から、「西洋人は日本人より体温が高い?」
という質問が寄せられました。

「ダンナさまはどうですか?」って聞かれても、あたしゃ、冷え症だもんで、前の日本人の
ダンナさまも、今のイギリス人のダンナさまも、いつもわたしより暖かいんです。

だもんで、冬場なんかは、もっぱら湯たんぽ代わりにしてました。
自分の冷たい足で、相手の足をペトって触ってやると、

ひゃあ、冷たい! やめろ、こらあ! と、わめきつつも、結局自分の足で
あっためてくれたりして。

うん、どっちのダンナもそうです。ヘヘへ、優しい男を選んだからね。
ま、そんなことはどーでもいいんだけど。

で、聞いてみました。イギリス人の平均体温は何度かと。
すると、98.6度だと言うんです。

えっ? 煮えてるやん? と一瞬思ったけど、ああ、華氏ね、これは。
うんもう、華氏だとぜーんぜんわからんのだよ、オラッチは。

華氏98.6度を摂氏に換算すると、37度。ちなみに、日本人の平均体温を
調べてみたら、36.89度プラスマイナス0.34度だそうで。

うーん、これって、どうよ。
36.89度に0.34度をプラスすると、イギリス人の平均体温を超えるけど、
まあ、そういう人もいるってことで。

やっぱり、メイン(?)の平均体温は36.89度で、イギリス人の方が高いん
じゃないでしょうか。

だから、「西洋人には冷え症がない」って聞いたんですよ。でも、「彼らは
冷え症があっても気がつかない」って説も、聞いたことがあるし、うーん、
よくわかんないですぅ。



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2008年05月15日

寒くないのかねえ……?


ここんとこ、わたしの住むイギリス南東部では、とってもいいお天気が続いて
います。(といっても、予報では今日から下り坂ですが)

気温が26,7度まで上がると、ここではもう夏なんですけど、いつも不思議に
思うことがあるんです。

毎年、4月頃からすでに海開きして、マーゲイトの砂浜では、移動遊園地や
お店がオープンします。

で、先週末も、ビーチは人でいっぱいだったんですが、まあ、日光浴はいいと
しても、海水浴なんかして、寒くないのかねえ……?

うちの近所でも、週末にはバッシャーン、バッシャーンって、水に飛び込む音と
子供の歓声が聞こえてました。庭の大きなビニールプールで遊んでるんです。

日本と違って、空気が乾燥しているから、いくら晴れてても、風は結構冷たい
のに、裸で、寒くないのかねえ……?

ほら、外人って、冬なのにノースリーブとか、Tシャツ一枚とか、とんでも
ない格好してて、驚くこと、あるでしょう?

その理由って、こういうことらしいです。
彼らは、日本人と比べて汗腺が少ない。だから、あまり気温の影響を受け
ない。つまり、気温に対してニブイのだ。

と、これはお医者さんの奥さんから聞いた話なんですけど、うーん、たしかに
納得できる説明ではあります。

うちの父ちゃん見てても、「あんた、感覚ニブイんちゃう?」と思うこと、多々
あるもんねえ……。ま、本人には言わないけどサ。



【注】

このわたしの見解は、とんでもない間違いだとわかりました。
詳しくは5月16日のブログをごらんください。



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2008年05月09日

手術のあとは即退院

さわやかな春、お出かけにはピッタンコの季節ですが、ゴールデンウィーク、
いかがお過ごしでしたか?

先週、うちの父ちゃんが、ヘルニアの手術を受けまして。
その看病疲れが出たのか、こんどはわたしがバテてしまって、先週は夫婦
そろってくたばっていました。

父ちゃんの手術は、40分ほどの簡単なものだったですが、術後5時間くらい
経ったら、ハイ、退院してちょーだい、と追い出されまして。

たぶん日本だと、数日は病院でケアしてもらえると思うんです。でも、
イギリスは医療費無料の国ですから、無駄な医療費は使わず、さっさと退院
させて、自宅養療です。

これは、お産などもそうです。ロンドンにいるわたしの友人は、出産して、
次の日には退院したそうです。

また、別の友人は、「わたしは病院に頼んで3日ほどおいてもらったけど、
1泊して次の日に帰る人もいたよ」と言ってました。

あのー、病院といえば、いつも気になるのが、イギリスの病院食。
日本の病院なら、術後の食事って、たいてい重湯とか、お粥ですよねえ。

でも、こっちの病院って、術後だろうと、化学療法の後だろうと、もう、
いきなり、思いっきり普通食なんです。

朝手術して、お昼にミートパイが出てましたもん。それにクリームたっぷりの
デザート(ケーキ)とかネ。

いいのか、それで?って思うけど、いいも悪いも、まあ、イギリスではそれで
やってきてるんだから……(汗)。

手術から1週間も過ぎると、おかげさまで、ずいぶんと回復して、手がかから
なくなりました。でも、まだ車の運転を止められています。

それで、あそこへ行きたい、ここへ行きたいとのたまい、わたしゃ運転手として
コキ使われております。

こらっ、病気のときぐらい、じっとしとらんかいっ!
と思うんだけど、じっとしとらんのですよ、うちのワンコ親父は。

なんせワンコといっしょで、外に出る気配がすると、耳をピンと立て、目を
クリクリさせて、尻尾を振るのです。(いや、ホンマに)



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2008年04月28日

日本人はうるさい

日本人はうるさい。
って、日本人を知るイギリス人は思っているみたいです。

「うるさい」ってのは、騒がしいという意味じゃなくて、細かいことをごちゃごちゃ言う、
好みがうるさい、という意味です。

たとえば英語学校の先生とか、ホストファミリーなど、日本人と接する機会の多いイギリス人
はよく、日本人のことを「fussy(うるさい)」という単語を使って表現するのを耳にします。

まあ、たしかに、自分も含めて、日本人は西欧人にくらべると、うるさいなあと思うので、
あえて反論はいたしません。

目の前で言われても、わたしゃ、へらへら笑ってます。心の中では、「だって、あたしたち
日本人は、あんたらと違って、完璧主義者なんだも〜ん、しゃーないやん」とペロリと舌を出しながら。

でも、わたしたちのうるささは、日本人と西洋人の衛生観念の違いにも大いに関係して
いるんです。

たとえばですよ、イギリス人は食器を洗うとき、洗剤で洗った後、ゆすがない。
(信じられないでしょ、でもホント)

泡のついたお皿を、そのままカゴに立てかけてるか、ふきんで拭くか、するわけです。
ふきんで拭く場合はまだいいとしても、そのままカゴに立てかけて、一晩置いて乾燥
させると−−

次の朝、乾いた泡がねっとりと皿にこびりついている。

それをそのまま食器棚にしまって、また使います。
(まあ、今は食器洗い機が普及してきているので、事情は改善されつつあるけれど)

ところが、わたしたち日本人は、お皿をゆすがないなんて、そんなこと、考えられない。
だから、ホームスティした日本人が皿洗いを手伝うと、ゆすごうとする。

すると、ホストマザーに、そんなことしなくていいと言われる。あげくのはてには、「日本人に
皿洗いしてもらうと、水道代が高くつく」なんて言われたり。

あと、ホームスティの苦情で多いのが、お風呂ですね。
「時間が長すぎる」、「お湯使いすぎ」、「いったいどこ洗ってんだ」って。

だから、イギリス人から見ると、わたしたち、fussy なんですって。
でも、わたしたちから見ると、あんたたちイギリス人、えーかげん。

こりゃ、国民性、文化の違いだから、しゃーないよね。



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2008年03月05日

君はそうは言わなかった


わたしのメルマガの読者さんの中には、日本人の夫と離婚して、外国人と
再婚したという方が、結構いらっしゃるようです。

つい、日本人と外国人の夫を比較してしまうんですけど、わたしの場合、
一番の違いは、なんたって日本人の「察する」という能力ですなあ。

なにか買い物などを頼むとき、わたしがくどくど説明すると、夫No.1(日本人)
は、「皆まで言わんでもわかってる」とうるさがり、最後まで聞かずに出て行く。
で、ちゃんと頼んだものを、ドンピシャで買ってくる。

ところが、夫No.2(イギリス人)にはそういう洞察力が、ナイ、ナイ、ナイ。
そんなもん、逆さに振っても、ありまへん。

だから、そこまで言わなくてもわかるだろうと、油断していると、必ず痛い目にあう。
いよっ、お見事! というぐらい、ハズレのものを買ってくる。

「違う。そーじゃなくて、こーこーこーゆーのが欲しかったのよォ」
と言うと、必ず返ってくる答えが、
「でも、君はそうは言わなかったじゃないか」

それがわかってから、事前に、あーだこーだと、くどくど説明するようになったけど、
それでも、細かいことを言い忘れたりして、足元をスコーンとすくわれることがある。

はあ〜、疲れるわあ。
「ツー、カー」とか、「あうんの呼吸」とかは、わが家では夢のまた夢。
(15年も夫婦してるのに)

そりゃ、日本人同士でも以心伝心はない、というご意見もあると思いますが
いやいや、西洋人にくらべれば、なんのなんの。

だって、日本人同士なら、最低でも、とにかく「文化が同じ」というベースが
あるわけですから。これがあるとないとでは、大違い。

ホンマ、西洋ちゅー所は、「言うてなんぼ」の世界であります。
察してもらおうなんて、甘い、甘い。

「言うてなんぼ」の世界で、こと細かく英語で言わんならん。
はあ〜、疲れるわあ。



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2007年11月07日

ブラックユーモア?


11月5日はガイ・フォークスの日でした。
この日がイギリスの花火大会なんです。

11月の晩なんて、クソ寒いときに花火なんて見たかぁ、ないよーぅ。
それに、イギリスの花火って、あんまり、たいしたことないし。

ガイ・フォークスの日というのは、1605年に、国会議事堂を爆破して国王を
暗殺する計画が発覚して、その首謀者ガイ・フォークスが処刑された日だそうで。

この日に、かがり火を焚いてガイ・フォークスの人形を燃やしたり、花火を打ち
上げたりという行事が、イギリス各地で行われます。

ケント州のエデンブリッジでは、毎年、マスコミで注目を浴びる有名人の巨大な
人形を作って、それを大観衆の前で燃やすことで知られています。

ま、燃やすくらいだから、人形のモデルは人気のある有名人じゃなくて、その反対。
今年の「火あぶりにしたい奴ナンバーワン」に選ばれたのは、シェリー・ブレア
前首相夫人であります。

その理由は、来年出版予定の自伝の、100万ポンド(約2億2,000万円)以上
といわれる出版契約金。

そうでなくても、彼女自身が金持ちの弁護士なんだから、その上、
莫大な契約金と聞けば、庶民としてはムカつくんでしょうなあ。

まあ、お祭り騒ぎだから、ええんやけどね……。
だけど、いくらムカつくからといって、特定の個人のそっくり人形を火あぶりに
する、その感覚が、わたしとしては、ちょっとォ……。

と、思うのはわたしが日本人だからであって、観衆はおろか、当のブレア夫
人さえも、ぜんぜん平気(だと思う)。

いやあ、アングロサクソンにはついて行けまへん、って思うときがあるのよ、時々。
ブラックユーモアと言ってしまえば、それまでなんだけど……。



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