スポンサードリンク

2010年02月04日

CHAMP

わたしの住んでいる地域では、無料で配られるローカル新聞がいくつかあります。ま、無料とあらば、その収入源は広告でしょう。

だから、「記事はどこじゃ?」と必死こいて探さないと、ほとんど広告に埋もれて、見逃してしまう可能性、無限大な新聞です。

そんなローカル紙の一つ、「サネット・エキストラ」の第一面に、大きくこんな見出しがありました。

A REAL CHAMP!

いつもは、広告ばかりのローカル紙は、クズカゴに即ポイなんですが、たまたま、これに目がとまりました。CHAMP は、チャンピオンの省略形なので、意味は「本物のチャンピオン!」

イギリスの新聞は、クォリティペーパー(一流新聞)でもそうですが、見出しが面白い! たいてい、駄洒落かジョークで、ひとヒネリしてあるのです。

だから、「チャンプ」も、単に何かのチャンピオンという意味だけじゃないはず。はっは〜ん、これは美談だなと思い、どりゃどりゃと読んでみると、こういうお話でした。

バーチントンの海岸近くに住むおっちゃん(49歳)が、数週間前に迷い犬を保護し、飼うことにしました。

「チャンプ」と名づけたその犬を連れて、プロムナードを散歩していたら、おっちゃんは足をすべらせて、崖下に落ちてしまいました。

滑落したのは3メートルですが、頭を打って重症。異常を察した4つ足の友達(the man’s four-legged friend と書かれています)は、人通りの少ないプロムナードを大声で吼えながら、走りまわりました。

やっと通行人を見つけ、「こっちだよ! 大変なことになってる!」と教えてくれたのです。

救急車で病院に運ばれたおっちゃん、命に別状はないとのことで、やれやれでした。でも、あのとき、チャンプがいなかったら、亡くなっていたかもしれません。

沿岸警備員によると、「飼い主が事故に遭ったとき、飼い犬がそこに留まるのは、過去に何度か見た。でも、今回のケースのように、ほんの2,3週間しか一緒に暮らしていない犬が救助に走るのは、珍しい」そうです。


★ランキングに参加しています。
応援クリックしていただけると、とってもうれしいです。
 ↓ ↓ ↓
海外生活ブログ


【イギリス生活よもやま話】のトップへ
| 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月23日

道路標識

先週のテレビのニュースで見たんですけど、ロンドン近郊の高速道路上を、亀がノコノコ歩いてて、それがレスキューされました。

ドライブしていたある男性(43)が、亀を見つけ、走行中の車がそれを避けようとして事故でも起こしてはいけないと思い、路肩に車を停めて、亀を捕獲しました。

そして、お腹がすいているだろうと思い、スーパーに行ってトマトとレタスを買って与え、それから動物病院に連れて行きました。(おっちゃん、優し〜い♪)

その後、動物レスキューサービスで保護されましたが、なんと、その亀にはアメリカでマイクロチップが埋め込まれたことが、わかりました。

アメリカからイギリスへ、どうやって? それがなんでまた高速道路で? そして、なにゆえマイクロチップが?
……ス、スパイかっ!?

まあ日本だと、全国放送されるようなニュースでもないけれど、ここイギリスは動物愛護のお国ですから、ときどき、このようなニュースがテレビや新聞で流れます。

動物は、道路標識にもよく登場します。田舎道では、農場の近くに、「牛が横断します。ご注意ください」の道路標識が立てられています。

場所によって、これが羊だったり、鹿だったり、馬だったり、ついでにトラクターだったり、お年寄りとか、子供とか。

馬は、乗馬学校や乗馬コースの近く、お年寄りは老人ホームの、そして、子供は学校の近く、という具合に標識が立っています。いずれも文字ではなくて、シンプルな絵で描かれています。

ガマガエルの道路標識そして、これ! 見てください! わたしがこれまでにイギリスで見た、一番珍しい標識です。(先日のハリネズミのような、私設の標識じゃないです。オフィシャルの道路標識ですぞ!)

ガマガエル君が横断しま〜す。ご注意くださ〜い!

これは、道路の向かい側に池があって、産卵の季節になると、カエルたちが道を横切ってそちらに移動するのだそうな。 そして、生まれた子供たちも、また道路の向こうに帰って行く?

あのね、ガマガエル君。君たち何も命をかけてそんなデンジャラスな冒険しなくても、池の近くで地道に暮らしたら、どうよ?

★ランキングに参加しています。
応援クリックしていただけると、うれしいです。
 ↓ ↓ ↓
海外生活ブログ


【イギリス生活よもやま話】のトップへ
| 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月17日

噛み犬

先週、とても悲しい出来事がありました……。

うちのお隣のチェリーさん宅に、ジャックラセル・テリアの子犬がやってきたことは、去年の夏にお伝えしました。

↓ ↓ ↓  
http://english-life-blog.seesaa.net/article/104250422.html


お隣の奥さんのリンダは、虐待されて捨てられた子犬のビリーを不憫に思い、もらい受けて、飼うことにしたのです。

ところが、すでに飼っていた猫のビスケットとビリーの間にケンカが絶えず、とうとう、ビスケットはスーツケースを持って(?)家を出ていきました。

ま、ビスケットが家出して落ち着いた先が、うちの庭だったので、リンダが、我が家との境の通路に彼女の餌を置くということで、一応、一件落着。

ところが、問題はビリーで、この子はまだちっちゃな子犬ですが、人を噛むのです。可愛いから、つい寄って行くと、いきなりガブッ!

飼い主のリンダとトムは大丈夫なんですが、被害者の第一号が、うちの父ちゃんでした。まあ、幸い、怪我というほどのこともなくて済んだのですが。

リンダは犬の訓練士のところへ、ビリーを連れて通いました。獰猛そうな大きな犬ならともかく、あのちっちゃな子に口輪をはめて、トムが散歩に連れ出しているのを見ると、ビリーが可哀想で……。

訓練中は大丈夫だったようですが、それが終わると、また噛み癖が出てしまいました。遊びに来ていたリンダのお孫さん(4歳)も、あやうく噛まれるところでした。

その後、近所の人二人を噛んだことから、とうとう、プット・ダウン(安楽死させる)ということに……。 

もちろん、トムもリンダも、そんなことは考えたくなかったのです。だって、せっかくリンダがレスキューして、やっとビリーにとっての平穏な暮らしが始まったんですもの。

でも、周りからのプレッシャーに追いやられて、とうとう……。二人の悲嘆に暮れた様子は、見るのもお気の毒でした。

ビリーの攻撃性は、人間のせいです。虐待されたから、人間を敵だと思ってしまうのです。生まれたときから悪い子なんて、いません。

こんどは違う訓練士に頼むなどして、もう少し、時間をかけて、なんとかできなかったのかと、悔やまれます。

それにしても、可愛い小さな子犬を虐待できる人がいるなんて……。そうやって人間が噛み癖をつけておいて、こんどは殺してしまう。人間て、なんて勝手な生き物なんでしょう。


★ランキングに参加しています。
応援クリックしていただけると、うれしいです。
 ↓ ↓ ↓
海外生活ブログ


【イギリス生活よもやま話】のトップへ
| 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月12日

ハリネズミ

ハリネズミって、見たことあります?
英語でヘジホッグ (hedgehog) って言うんですが、先日、カンタベリー郊外のブリッジという村に行ったとき、こんなサインを見かけました。

ハリネズミにご注意村の車道から、牧師館へのアプローチの道に、ピンで止めてあったサインに、こう書かれています。

「ゆっくり走ってください。ハリネズミが横断します」

ハリネズミは日本には生息してませんが、ここイギリスでは、どこにでもいる小動物で、じつはわが家の庭にも住んでいます。

住んではいるんだけど、どこにいるのか、サッパリわかりまへん。だって、ハリネズ君は夜行性なので、昼間に見かけることはないのです。

たま〜に、夜、庭に出ると、芝生の上を、何やら怪しげなものがモコモコ動いているぞ〜、みたいな状況に遭遇することはあります。

大きさはウサギくらいかな。体型はボテっとして、結構メタボな感じ。顔、お腹、手足以外は針毛でおおわれているので、近づくわけにはいきませんが、とっても可愛いです。

生垣の下に生息していることが多いので、hedgehog(生垣のブタ)という名前がつけられているのだそうです。

お食事は、庭にいるナメクジ、カタツムリ、ミミズなどがお好みのようです。ミミズは土を耕してくれる働き者だからアレですが、ナメクジとカタツムリは花の葉を食べるので、退治してくれるとありがたいです。

先日、夜に帰宅したら、いました、ハリネズ君!
うちの前庭でモコモコ、お食事中?

たまたま、そのときカメラを持っていたので、撮ろうとしたら、あのモコモコが、ササーッと移動して、藪のなかに隠れてしまいました。

ハリネズミでも、おいおい、キミ、それで隠れたつもりかい? お尻が丸見えだよ。

見てください、このツンツン尖った針毛(針は、体毛が硬化したもの)。警戒しているときは針が立ちますが、普段は寝ています。
こんど、ハリネズ君のお顔が撮れたら、またアップしま〜す。


★ランキングに参加しています。
応援クリックしていただけると、うれしいです。
 ↓ ↓ ↓
海外生活ブログ


【イギリス生活よもやま話】のトップへ
| 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月23日

アリ

突然ですが、アリンコです。
庭を這っているアリンコを数匹つかまえて、それを電子レンジに入れます。そして、スイッチ、ON!

アリンコはどうなるでしょう?
溶ける?
炭になる?

ブーッ!
ちゃいますねんわ。

答えは、意外や意外、どうにもなりません。
アリンコちゃんは死なないのです。平気で生きてます。

(ちなみに、これはわたしが実験したわけじゃなくて、英紙「タイムズ」の記事のパクリです)

ほら、電子レンジの中って、熱いところと熱くないところと、ムラがあって、だから、中が回転するようになっているわけでしょう?

アリンコはそれを敏感にキャッチして、熱くないところにいるから大丈夫なんですって。あの小さな体の中に、そんなセンサーが搭載されてるなんて、考えてみれば、驚異です。

うーん、また「ファーブル昆虫記」を読みたくなりました。農業をするアリもいれば、他のアリを捕らえて奴隷にするアリもいる。昆虫の世界って、本当に不思議。

奥本大三郎先生の「ファーブル昆虫記」、図解入りの文庫版ですが、これが楽しくて、楽しくて、2〜3年に一回ぐらいの割合で、読み返しています。

わたしが特に好きなのは、「狩りをするハチ」の巻。たとえば、ツチスガリという名のハチは、ゾウムシという甲虫を狩ります。

でも、彼らは花の蜜を食べるので、自分の食料ではないのです。
幼虫の餌として、甲虫を捕まえます。

ところが、幼虫は、死肉は食べません。生きたままの、新鮮な肉でないと食べないのです。だから、毒針で殺すことはできません。

また、甲虫を生け捕りにしたところで、それが動き回っては、幼虫は食べることはできません。そこでツチスガリは、とんでもない離れ業をやってのけるのです。

つまり、甲虫を、生きたまま動けなくするのです。
いったい、どうやって?

実験に実験を重ね、次々とその謎が明かされていきます。そして、読み進むうちに、自然が与えた信じられないような知恵に、思わず、感嘆のため息が出てしまうのです。



【イギリス生活よもやま話】のトップへ
| 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月02日

ライオン物語 Part 2

きのうご紹介した、ライオンの動画、感動でうるうるだったんですが、ひとつ気になったことが。

それは、ラスト近くで、パンツ一丁で登場するおっちゃん。「誰やねん、このおっさん?」と思っていたら……、大変失礼いたしました。

あれは、『野生のエルザ』の著者ジョイ・アダムソンの夫の、ジョージ・アダムソンだそうです。アダムソン夫妻は、ケニヤの自然保護区で、狩猟監督官として働いていました。

あ、なるほどね。エルザを育てた人。うん、そうだろなあ。でないと普通の人はパンツ一丁で猛獣のそばなんか、行けないって。

え? ちょっと待って。ということは、あのビデオが撮影されたのが1970年。えーっと、『野生のエルザ』が製作された年は、……1966年となっている。

世界的に大ヒットしたあの映画の感動の灯が、まだ人々の心にともっている1969年に、あの男性二人がライオンの赤ちゃんに出会った。

これはもう、彼らの頭の中には、『野生のエルザ』のテーマソングが鳴り響いていたよね、絶対。

だから、最終的には野生に戻してやるつもりで買い取ったのでしょう。だって、ロンドンの街中の民家で猛獣を飼うなんて、どだい無理な話ですもん。

ちなみに、アダムソン夫妻ですが、1960年に奥さんのジョイが『野生のエルザ』を書いて、世界的なベストセラーになりました。そして6年後に作品が映画化されます。

ところが、その後はどういうわけか、運命の歯車が狂ったように、次々と不運に見舞われるのです。

夫婦の別居、事故によるジョイの手の障害、ケニア当局からの撤退命令、火事、盗難……。そして、1980年のジョイの突然死。

最初はライオンに殺されたと思われていたのですが、後に殺人事件と判明。犯人は、ジョイが以前に雇っていてクビにした現地人でした。

それから9年後の1989年、ジョージはソマリアの密猟者に射殺されて亡くなっています。襲われた観光客を救出しようとして、凶弾に倒れたのです。



【イギリス生活よもやま話】のトップへ
| 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月01日

ライオン物語

英紙「サンディ・タイムズ」を見てたら、あれっ、この写真は……
そう、あのライオンの……、そう、あれよ、あれ!

数ヶ月前に、あのオーランド・ブルーム似のセラピスト、ボロットがわたしに送ってくれた動画の、あのライオンだ!

この動画に、600万ものアクセスがあった、大センセーションですよ!と、紹介されていたのは、今から38年前に撮影されたビデオなんです。

ロンドンのチェルシーで、ジョンとアンソニーというオーストラリア人の男性二人が、アンティークショップを営んでいました。

1969年のある日、デパートのハロッズで、二人は、ライオンの赤ちゃんが売りに出ているのをみつけました。

窮屈な檻に閉じ込められているライオンを不憫に思い、家に連れて帰ることにしました。

教会の牧師さんが、教会の広い庭をライオンの運動場として使うことを許してくれ、ボール遊びをするライオンと二人の姿は、地元ではすっかり有名になりました。

ところが、相手はライオンです。あまりにも成長が早く、わずか18ヶ月で、彼らのフラットで飼うことができなくなりました。

彼らは、自然に帰すことが最良の策と考え、なんとかケニヤの自然保護区(あの、映画「野生のエルザ」の保護区です)に移送することができました。

それから1年経って――
ジョンとアンソニーは、ライオンに会いたくてたまりません。

でも、保護区からは、「あのライオンは、もはや完全に野生に戻り、群れのボスになっているから、近寄ってはいけない。近寄ればズタズタにされるだろうと」との警告が。

それでも二人は、おじけることなく、ケニヤに渡りました。保護区に入り、何時間もの捜索のあと、ついに、そのライオンの群れをみつけたのです。

そして、ライオンが、彼らの姿を見たとき……

どうぞ、下のURLをクリックしてください。

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/uk/article4407100.ece

わたし、これ見て涙が出てきた……。



【イギリス生活よもやま話】のトップへ
| 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月30日

騒音公害

「うおお〜、きょうは真夏日だ〜!」
と、感じる気温、それがイギリスでは28度ぐらいです。(はあ? でしょ?)

先週末、気温が28度になって、うちのワンコ親父は、「あっつ〜!」と叫んで舌を出してハアハアやっておりました。

(注)ワンコ親父とは、父ちゃんの別名です。なにしろ彼は、外へ出ることが大好きで、「散歩」という声が聞こえると、耳をピンと立てて、尻尾をふるのです(ホントよ)。

でも、日本で育って、長年あの京都の暑さを経験したわたしにしてみれば、「28度? それがどうした」てなもんです。

それでも、さすがに、その晩は部屋がちょっと、もわ〜んとしてたので、窓を開けて寝ました。

うち、一応扇風機はあるんだけど、物置に入れたままで、ほとんど使ったことがありません。

窓から冷たい夜風が入ってきて、涼しーい!
そうして、快適な室温で眠りについたのですが……

翌朝の5時ごろ――

きゃあ、きゃあ、きゃあ、きゃあ、きゃあ、きゃあ、!!!!

けたたましい鳴き声で目が覚めました。
あー、そうだった、忘れてた! だから窓を開けて寝ちゃダメなのよう。

わたしの住む町は海辺にあるので、カモメがいっぱいいるんです。
で、お隣のチェリーさんちの煙突にカモメが巣を作ってます。

そのカモメの親子が、朝早くから、きゃあ、きゃあ、と、カン高い声で鳴きまくる。

そうこうしているうちに、猫と犬の鳴き声が聞こえてきた。
あー、あれはきっと、隣の庭で、子犬のビリーと猫のビスケットが
にらみあってるんだ。

父ちゃんは、ビスケットがスーツケースを持って出て行くのを見たと、
いってたけど、彼女は家出するのをやめて、戻ってきたようです。
やれやれ。えかった、えかった。



【イギリス生活よもやま話】のトップへ
| 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月25日

チェリー家の戦争

「ローズ家の戦争」という映画があったけど、先週末から、うちのお隣では、ジャーン! 「チェリー家の戦争」が勃発しました。

あ、いや、いや、離婚騒動じゃなくて。チェリー家のニャンコとワンコが冷戦状態、ていうか、メス猫のビスケットがすねまくっているのです。

チェリー夫妻は、捨てられた子犬(ジャックラスル・テリア)をレスキューして、ビリーと名づけて、育てることにしました。

ところが、それまでチェリー夫妻の愛情を独占していたビスケットには、それが面白くない。で、プイと家を出て行ったけど、家出するほどの根性はないらしく、ご飯は食べに帰ってくる。

でも、ほとんど家によりつかなくなっちゃった。で、どこにいるかというと、隣のわが家の庭を、大きな顔して占領している。

それまでは、呼んでもプイだったのに、今はゴロニャンとすりすりして、媚を売りまくってます。

ところが、ビスケットのおかげで、わが家にも異変が……。
庭で野鳥の餌付けをしてるんですけど、猫が庭にいるので、いくらバードテーブルに餌を置いても、野鳥が来なくなってしまった。

「あんたネ、ビリーはまだ赤ちゃんなんだし、ここはひとつ、先輩のあんたが折れて、あの子を受け入れたらどうよ」

と、ビスケットお嬢様を抱き上げて、あごをなでなでしながら、ご注進申し上げると、お嬢様はふんっと鼻を鳴らして、わたしの腕から飛び降りて、どっかへ行っちまった。

ビリーのほうは、ちっこいのがいっちょまえにワンッ、ワンッ、と、日ごとに元気になってるんだけど、気難しいビスケットお嬢様がねえ……。

チェリー家でも、わたしたちも、彼女のことが心配なんだけど、どうしたものかしらん。

で、きのうはビスケットの姿を見かけなかったので、うちの父ちゃんに聞いたら、こんな情報が!

「ああ、ビスケットなら朝、スーツケースを持って出て行くのを見たよ」

おおっ、ついに家出決行か!? 



【イギリス生活よもやま話】のトップへ
| 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。