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2010年05月29日

荷物を持つ(3)

イギリス人女性って、わたしたち華奢な大和撫子(この言葉はすでに死語だけど、あえて使っちゃうのだ)に比べると、体も大きいし、結構逞しくていらっしゃる方が多いのに、どうしてなんでしょう。

どうして、イギリス人男性は、逞しき女性の荷物を持ってあげたり、ドアを開けてあげたり、コートを着せてあげたり……?

昔、女性がか弱き存在だった時代の、騎士道の名残りかしらん?
ま、それはともかく。

前回、あるイギリス人男性が日本女性の荷物を持ってあげなかったので、I feel guilty. だったというお話を紹介しました。I feel guilty. は、「後ろめたく思う、悪いと思う」という意味です。

この感覚は、うちの父ちゃんも同じで、育った環境でしょうね。親がそうすれば、子も、それが当然だと思って育ちますもの。

だから、必ず荷物は持ってくれます。ま、そりゃいいとして、問題がひとつ。じつは、奴は……ホントは……、
荷物を持つのが大嫌いなのだっ!!!

自分の荷物でも、可能なかぎりコンパクトにして、バッグはほとんど持たない主義。だから、二人でお出かけのときなんかは、わたしが自分のショルダーバッグに、彼のメガネケースだの鍵だのを入れてあげるのです。

そんな男なのに、やっぱり、女性に荷物を持たせたまま、街を歩けないんだよねえ。わたしが「自分で持つからいいよ」と言っても、「ダメ、ダメ」と言って取り上げる。

で、ここからトラブルが始まるのです。奴は、妻の荷物からできるだけ早く開放されたい。だって、荷物持つのイヤなんだもん。だから、速攻で駐車場に停めてある車に行こうとする。

おいおい、ちょっと待たんかい。あたしゃ、まだ買物済んでないんだよ。あの店も覗いて、さっきの店のと、どっちがいいか比べてから買うの。

「ええーっ、そんなの、ありえない!」という表情を露骨に表し、「ぼくが買物するときなんか、10分で済むのに、どうしてそんなに時間がかかるんだよ」と、ぶつくさ、ぶつくさ……。

「だからァ、荷物、持つの嫌なんでしょ。貸してよ、自分で持つから」
「いんや、それはダメ」

この期に及んでも、妻に荷物を持たせることは、コカン、いや、コケンにかかわるらしい。キィーッ! この頑固オヤジ!

カンタベリーのハイストリートの路上で、何度こういうプチ夫婦喧嘩をしたことでございましょう。

彼にとって、女性に荷物を持たせたまま歩くのは、とてもカッコ悪いことらしいのです。ったく、男ってのは、そんなにメンツが大事なのかねえ。


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2010年05月28日

荷物を持つ(2)

先週、男性が女性の荷物を持ってあげる習慣についてお話しましたが、それについて、読者のTさんから、次のような体験談が寄せられました。

                 ◇    ◇    ◇

先日、友人(女性)とその夫(イギリス人)と、私(日本人女性)ともう一人の日本人女性と旅行をする機会がありました。

友人の荷物は、小さい肩かけバック以外は、当然夫が運ぶのですが、唯一男性の彼は、私ともう一人の女性の荷物も、持ってあげると言うのです。

私は、「日本人女性は、自分で持つ事に慣れてるから大丈夫。日本人女性は強いのよ」と言ったら、彼は「日本男性にとっては、そう思わせておいた方が都合がいいからね」と、チクっと皮肉を一言。

彼は旅の間中 I fee guiltyと言って、私達の荷物を気にかけてくれてました。子供のころからの刷りこみというか、育った環境が思考や行動に及ぼす影響って大きいですね。

                 ◇    ◇    ◇

Tさんは、「日本人男性よ、見習え!」と思う反面、必ずしも持ってもらわなくてもいいとおっしゃいます。その理由は、重い荷物を持って移動する事によって、日常的に筋力トレーニングが出来るから。

わたしは、これが筋力トレーニングに結びつくと意識したことはなかったけど、うんうん、なるほどねえ。

そもそも、日本人だろうと西洋人だろうと、女性ってのは案外と強いんです。だって、日常的に食料品、日用品の買出しをするから、重い荷物を持つことには慣れてるし。

若いお母さんなんか見ていると、赤ちゃん抱いて、大きなバッグを肩に、折りたたんだバギー持って、バスに乗ったりしてる。うちの父ちゃんより、よっぽど要領よく、重いものを運んでるよ。

実はわたしも、ホントのところは、「別に持ってもらわなくてもいいけどネ」なんです。わたしがうちの亭主に対して、「持ってくれなくてもいいって! キィーッ!」となる理由、次回にお話しましょう。


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2010年05月19日

荷物を持つ(1)

日本の友人が録画して送ってくれたDVDで、サスペンスもののドラマを見ていたら、こんなシーンがありました。

主人公の刑事が、出張に行くので、その妻が「駅まで送るわ」といって、一緒に家を出ました。ま、それは仲良し夫婦で、よろしいのです。

が、しかし! 駅までの道のり、ず〜っと奥さんが夫のかばんを持っているのです。で、駅に着いて「はい、あなた。いってらっしゃい」と、カバンを渡す。

ええーっ、ちょ、ちょっと待ってよォ! そりゃないだろ!
と、ビックリ。同時に、このことに、ものすごい違和感を感じた自分にも、ビックリ。

いや、もちろん、夫のカバンはそんなに重いものじゃないですよ。何も、妻に米俵を担げと言ってんじゃない(いつの時代やねん)。それにしても、妻が夫のカバンを持って、夫が手ぶらで歩くなんて……。イギリスではちょっと考えられないなあ。

う〜むむむ、このシチュエーションは日本ではごく普通のことだから、ドラマに取り入れられているのだろうか……。日本人にとって、違和感はないのだろうか。

夫よ、自分のカバンぐらい自分で持てよ、と思ってしまうのは、わたしが西洋ボケしてちょっとオツムがヤバイことになったってこと? (もともとそうだという指摘もあるが)。それとも、レディファーストの国で甘やかされ、スポイルされてしまったってこと?

いやいやいや。今日びは、日本人の男性だって、自分のカバンぐらい自分で持つでしょうよ。それに、レディファーストを心得ているジェントルマンも、たくさんいるでしょうよ。

わたしの前夫は、京都の人でした。結婚して10年経っても、わたしの荷物は必ず持ってくれるし、道を歩くときは必ず車道側でした。

が、しかしです。こいつは、大きなトラックが来ると、サッとわたしの後ろに回り、わたしを車道側に寄せて盾にして、「ボクを守ってネ」とヌカすのです。

そんなギャグで、いつも笑わせてくれました。
懐かしい京都時代です。


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2010年05月18日

ブルーバタフライ

イギリス南東部のドーバー海峡を見下ろす白い崖。その上には広い草原が続いています。

先日、ピクニックに行って、海の向こうに薄っすらと見えるフランスの対岸をながめながら、サンドイッチのお弁当を食べていると、小さな青い蝶々が飛んできました。

この「ブルーバタフライ」という蝶、色が青いから「ブルー」という、そのまんまの名前なんですが、羽を広げると、それはそれはきれいな青い色をしています。

ブルーバタフライでも、悔しいことに、わたしはまだ羽を広げているところを撮ったことがないのです。この写真では、胴のあたりがブルーになっていますが、羽を広げると、模様はあまりなくて、全体がそのブルーの色になっています。

それを見て、父ちゃんが、この蝶の面白い習性を話してくれました。それは、蝶とアリの不思議な共生の物語です。

ブルーバタフライは、赤アリの巣が密集している場所で、タイムのつぼみに卵を産みつけます。卵が孵化して幼虫になると、タイムの葉を食べて育ち、ある時期が来ると、自分の体から甘い液体、つまり、蜜を分泌するようになるのです。

すると、幼虫は自分からポトリと地面に落ち、アリがやってくるのを待ちます。やってきたアリたちは、触角で幼虫を触ると、蜜が出てくるので、「こりゃあ、いい」と、皆でブルーの幼虫をワッセワッセと自分たちの巣に運びます。

アリの巣では、ブルーの幼虫の蜜を食料にして子育てをします。それが終わると、こんどはブルーが、アリの卵や幼虫を食べて育ち、冬が来るとアリの巣の中で冬眠します。

冬眠から覚めると、やがてさなぎになり、成虫になります。するとアリは、成虫になったばかりのブルーをエスコートして巣から出し、餌のタイムのある場所まで案内してやるのです。

そして、ブルーが飛び立てるようになるまで、皆で囲んで外敵から守ってやります。

飛び立ったブルーは交尾の相手をみつけ、妊娠したメスはタイムに卵を産みつけ、孵った幼虫が蜜を出すようになると、アリが巣に運び、アリはその蜜を食べ、ブルーは成虫になるまでアリの家でお世話になる……。

という循環を永遠に繰り返し、ブルーとアリはお互いに助け合って、幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでたし。



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2010年05月17日

ピクニックハンパー

こちらでは、今、桜吹雪です。わが家の前の、小学校の桜が散って、歩道がピンクに染まっています。

先日、あんまりお天気が良いので、ドーバー海峡を見下ろす白い崖の上に、今年初のピクニックに行ってきました。

ピクニックハンパーそう、今年もピクニックシーズン到来で、春夏はわが家のピクニックハンパー(バスケット)が大活躍! じつはこれ、18年前に、結婚祝いにいただいたものなんです。

コトナム卿に、「お祝い、何がいい?」と聞かれて、「それじゃ、ピクニックハンパーを」とお願いしたら、こんな立派なセットをくださったのです。

あらら、こんなところでバレてしまいましたわね。コトナム卿という名前から、お察しいただけるように、この方は貴族で、じつは宅の主人も、貴族の出てございますのよ、おほほほほ。

てな寝言はさておき、コトナム卿が貴族なのは事実ですが、この方との関係は親戚でもなんでもなく、うちの父ちゃんが教えていた学校のオーナーだったので懇意にさせていただいたという、赤の他人です。
  
あのとき、沢山の方から結婚祝いをいただいたのですが、そのなかで、まあ、このピクニックハンパーぐらい、もう最高に役に立ったというか、毎年毎年使いまくったものはありません。

お皿とマグカップは陶器ですが、この18年間、あんなに使ったのに、一度も割れたことがないのです。

スプーン、ナイフ、フォーク、魔法瓶、サンドイッチを入れる箱も、オリジナルのものです。ただ、籐で編んだケースに入っていたガラスのコップは割れてしまい、今はありません。でも、これ、18年前のものには見えないでしょう?

これを贈ってくださったコトナム卿は、10年くらい前に亡くなったので、この陶器のほうがサバイバルしちゃった。これからもずっと、大切に使っていきたい、わたしたちにとっては、記念の宝物です。


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2010年05月14日

キャメロン首相

ここで連日トイレの話をしている間に、イギリスでは連立政権が出現し、デイヴィッド・キャメロン氏が首相に就任しました。

まあ、わたしはもともと政経オンチなのに加えて、イギリスの選挙権がないので、「はあ、さよか〜」と、遠くから傍観する感じです。

イギリスで結婚したときに、永住権は取得しました。でも、市民権がないと、選挙権が与えられないのです。

申請して、試験を受けて合格すれば、市民権をもらえて、ブリティッシュ・パスポートになるし、選挙権もあります。うん、でも、いいの。イギリス人になるつもりは、ないし。

さてさて、新首相のキャメロン氏、つい最近までわたし知らなかったんですけど、去年の2月に、重度の障害(脳性マヒ)を持ったお子さんを亡くされていたんですねえ……。

キャメロン家の長男のアイヴァン君、6歳でした。彼が亡くなったとき、真っ先に届いたお悔やみの手紙が、ゴードン・ブラウン前首相からのものだったそうです。ブラウン前首相もまた、障害を持ったお子さんを亡くされていたのです。

首相の奥さんのサマンサさんは、貴族の出身ですが、足首にイルカの刺青があって、英国史上初の、タトゥーを入れている首相夫人ということに。現在は第4子を妊娠中で、夫妻には6歳の女の子と、4歳の男の子がいます。

キャメロン首相の趣味は料理で、リラックスしたいときにキッチンに立つそうです。そして、ブラウン前首相とおなじく、好きなお菓子はチョコレートのキットカット!


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2010年05月13日

トルコ式トイレ

ここんとこ、トイレのお話で、すっかり盛り上がってしまいました。
以前に、読者さんから、「英語のメルマガで下ネタはやめろ」という、お叱りメールをいただいたんですが……アキマヘン、やっぱり、やっちゃった。

でもネ、読者さんからいただくメールが、トイレ関連でグッと増えたんですよ。これは、「下ネタ、オッケイ!苦しゅうない、近う寄れ」とおっしゃってくださる方が多いのだと、勝手に解釈して、ついでにもう一丁、トイレの話、いってみまひょか。

ある読者さんから、「27年前に新婚旅行でフランスに行った時、トルコ式トイレで洪水にあいました」というメッセージが寄せられました。

それを読んで、おお〜、オラっちもそのような椿事に遭遇したよな〜と、思わず遠い目になってしまいました。

忘れもしません、南仏はカマルグ。あの湿地帯に、フラミンゴを見に行ったときのことです。公衆トイレのドアを開けたら、ゲッ、トルコ式。

トルコ式水洗トイレは、足を乗せる台が付いた四角い浅い便器が、床に埋め込まれています。そして、水のタンクは壁の高い位置に設置され、そこからぶら下がった鎖を引っ張って、フラッシュします。

用を足して、鎖を引っ張ると、きゃあああああ!!!
勢いよく落ちてきた水が、便器からほとばしり出て、そこら中、水びたし。もちろん、靴の中もびっしょびしょ。(「大」じゃなかったのが、不幸中の幸いでした)

この経験から学習したわたしは、「トルコ式水洗トイレ攻略法・白鳥の湖編」なるものをあみ出し、その後、フランスやイタリアの田舎でトルコ式に出会うたびに、落ち着いて対処できるようになりました。

その攻略法、知りたいですか? ご希望の方は情報商材として、
1000円でお分けしますぞ。なんちゃって。

その方法とは、まず、用を足したら、鎖を引く前に、一旦ドアの前に避難します。そのときにドアのロックをはずします。(すぐ逃げられるように)

ドアに背中をへばりつけた状態で、つま先立ちして、ぎゅ〜んと手を伸ばして、鎖をつかみます。このとき、どうしても片足が上がってしまうので、バレリーナのような優雅な姿勢になります。ゆえに、「白鳥の湖」です。

あ、ダメダメ、まだ鎖を引っ張ってはダメ。片手で鎖をつかみ、もう一方の手で、ドアの取っ手をつかみます。(すぐ逃げられるように)

この体勢で、鎖をグイッ!
フラッシュの音と同時に、ドアを開けて外に脱出!

これで、洪水の波に飲まれて溺れることもありません。
ちなみに、この「白鳥の湖編」は、狭いトイレ用です。広いトイレの場合は、状況に応じて、アレンジしてくださいませ。


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2010年05月12日

ハイテクトイレ(2)

朝っぱらから、今回も下ネタで失礼しま〜す。(下ネタ嫌いな方は、飛ばしてくださいね)

ハイ、前回に引き続き、トイレのお話です。
あれを読んだ友人から、「ハイテクトイレ恐怖の体験談」が届きました。

                ◇    ◇    ◇

うちも実家が、フタが自動開閉する、至れり尽くせりのトイレにリフォームしていました。初めは、機能のすごさに感動ですよね。

ある日、そのトイレで用をたして、済んだので一度お尻を浮かせたのですが「やっぱりまだ出る〜」って思ったので、再度便器に座ると、後ろからフタが閉まってきて、パコ〜ン!!!
フタが、私の背中にかみついたぁぁぁ!!!

この経験から、実家のトイレが怖いです。「いつまで座ってるんや、さっさとせんかい」と、またかみつかれそうで、落ち着かないです。トラウマです。

                ◇    ◇    ◇

ひゃあ、トイレにかみつかれる〜!!!
わたしはまだ経験はないけど、いやいや、これは人ごとじゃないッス。

あのですね、用をたして黄門さまをお湯で洗浄すると、それが適度な刺激になるせいか、再び便意をもよおすことって、よくあるんですよ。

でも、逆に言うと、直腸の中に残っているものを出してくれるわけだから、「洗浄した後は、待ち受けモードになって、少しそのままの姿勢を保つ」というのが、もしかしたら、洗浄式トイレの正しい使い方かもしれません。

イギリスの生活評論者、カレン・キングストンは、東洋の「おしゃがみ式便器」を絶賛しているのですが、その理由は、しゃがむと腸が自然に開くので、腰掛けた状態よりも排泄がスムーズにいくから。

ということは、腰掛式の西洋便器だと、腸が全開しないから、腸内に残ってしまうのかしらん?

あ、でも両手を頭上に持ち上げれば、おしゃがみ式と同じ効果が期待できるそうです。


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2010年05月08日

ハイテクトイレ(1)

先月、日本に里帰りして思ったんですけど。
いやあ、日本てスゴイなあ、って。

何がスゴイって、ほら、あれですよ、世界の最先端をいくハイテクトイレ。じつは、わたしの実家では、去年、トイレを替えたのです。

それまでは、便座が暖かくない普通の洋式トイレだったので、新しく温水洗浄トイレにした、と聞いていました。

実家に帰って、早速トイレのドアを開けたら、うわわわ〜!!!
な、なんだ、なんだ、こりゃ〜!

ドアを開けたら、勝手に便器のフタが開くではありませぬか。
ひゃあ〜、フタまで自動開閉?!

便座はいつでも暖かく、壁のコントローラー・パネルのボタンを押せば、適温のお湯が出てきて、お尻をキレイに洗ってくださる。

あ〜、気持ちよか〜〜。う〜、なんだったら、一日中、トイレにいてもいいぞ。いっそ、ここで暮らそうかい。そんな快適さ。

ところが……。そのうち、トイレに行くたびに、だんだんと、なんかこう、落ち着かない気分に……

「あっ、すいませんねえ、いつも、どーも。いや、あの、フタぐらいは自分で開けますので、どうぞおかまいなく、いや、ホントに」

と、このハイテクトイレに、なーんかヘーコラする自分がいるのです。この気持、どこから来るんだろうと考えてみると、どうも、一日中通電してトイレ本来の目的以外にエネルギーを費やすことに対する違和感……?

フタの開閉ぐらいは自分でやるから、そのぶん省エネしてくれたほうがわたしは気分的にベター、という、まあ早い話が、しみったれというか、貧乏性というか。

それにしても、素晴らしいです、日本のトイレ。わたしはヨーロッパで、ハイテクトイレに遭遇したことは、まだ一度もありませんが、これ、普及するんでしょうかねえ、こっちでも。


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2010年05月07日

英国的習慣 (2)

きのうお話した、日本に里帰りしたときについやってしまうイギリス的習慣について、イギリス在住の読者さんから、こんなメールが届きました。

                 ◇    ◇    ◇

今回の内容、とても楽しく、そうそうとうなづきながら読ませていただきました。私も日本に里帰りした時、「おっと、ここは日本だった」と思うこと(-_-;)

★横断歩道で、イギリスのように、車が止まってくれるものだと思って渡りかけて、轢かれそうになる。

★建物のドアの前で男性と鉢合わせ、当然女性の私を先に行かせてくれると期待して、あちらがさっさと入ってしまった時。

★人前で鼻をかみそうになって、あわてて止める時。反対に、鼻をかまずにズルズルしている人がいると「鼻かんで〜」って思ってしまう。

どうでしょう。 私はこんな時にイギリス生活が長くなったなーって実感します。(笑)

                 ◇    ◇    ◇


わたしは、イギリス人って平均して、ヨーロッパで一番、いや、もしかしたら世界で一番、歩行者に優しいドライバーじゃないかと思います。

横断歩道じゃない所でも、歩行者がいれば、止まって、「渡りなさい」と手で合図してくれるドライバーの割合が、わたしが見た限りではイギリスが一番多いような気がします。

そう、レディファーストの国で、女性を先に通してもらうことに慣れっこになっると、さっさと先に行ってしまう日本人男性を見て鼻白むことは、ありますねえ、タシカニィ〜(DAIGO風でお願いします)。

でも、これはしょうがないよね。日本にレディファーストの習慣がないんだもん。

ヨーロッパでは、人前で鼻をかむことは、ぜんぜんはしたないことじゃないみたいです。女性でも、食事中でも平気で盛大に鼻をかむので、わたしゃ、ビッツラこいてしまった!

反対に、鼻をすするのは、こちらではエチケット違反。麺類をすするのもそうだけど、とにかくすするのはダメみたいです。
まさしく「所変われば品変わる」です、ハイ。


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2010年05月06日

英国的習慣(1)

ゴールデンウィークも終わりましたね。
お休み、いかがお過ごしでしたか?

先週、わたしは珍しく風邪をひいて、39度の熱で寝込んでしまい、それで発行をお休みしました。ごめんなさい。

「日本人の知らない日本語2」という漫画で、「畳化」という言葉が使われているのですが、その意味は、「外国人が日本化したこと」だそうです。

日本で暮らした外国人が、母国に帰ったときでもついやってしまう日本的習慣。ああ、自分も畳化してしまったなあ、と思うのは、たとえば、こんなときだそうです。

母国で、タクシーのドアが開くのを待ってしまったとき。
母国語での会話に、日本語で相槌を打つとき。
自販機にお札を入れるとき。機械が喋ったり、光ったりしても驚かなくなったとき。
外国人を見て「あ、外国人だ」思うとき。
あいまいな回答をしてしまうとき。

なるほどね〜。じゃあ、わたしのようにイギリスで暮らす日本人が身に着けてしまった英国的習慣、つまり、英国化した場合、何て言えばいいんでしょう?

ユニオンジャック化? フィッシュ&チップス化? 紅茶化?
それとも……?

じつは、あるんです、日本に帰って、わたしがついやってしまいそうになる英国的習慣。

ひとつは、Sorry! と言ってしまうこと。
イギリスでは、人とぶつかりそうになったときや、ちょっとでも肩が触れそうになったときなど、Sorry! と言います。

日本なら、「ごめんなさい」と言えばいいんだけど、パッと口から出そうになるのが、Sorry! です。

でも、どこから見てもモンゴロイドまちがいなしの顔して、「ソリー」って、ソリはないでしょう。だから、出そうになるたびに、必死で抑えています。

もうひとつは、スイングドアを開けたら、次に入って来る人のために、ドアを押さえて待ってあげること。

これは、やってしまいます。でも、日本でこれやると、変な顔されちゃった。イギリスではごく普通のことで、待ってもらった人は「サンキュー」って言う、とってもナイスな習慣なんだけど。


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